チームスピリットデベロッパーブログ

チームスピリット開発者のブログ

QAチームでノウハウ共有MTGをやってみた

こんにちは! チームスピリットにQAエンジニアとしてJOINして、 早くも9ヵ月を迎えようとしている中西です。

COVID-19の影響により、5月末まで在宅勤務が延長になりました。運動不足が顕著に体に現れきて、体重がどんどん増えてきたため、起床後にラジオ体操をしたり、youtubeで紹介されている筋トレをやったりして、体型をギリギリ維持しています。


自宅筋トレ!体脂肪を落とすならウォーキングよりランジをやれ!実はお腹引き締めにも効果あり!腹筋割るには体脂肪を落とせ!自宅トレーニング Try Back Lunges for fat burn

さて、今回はQAチームで実施したシェアリングセッションの様子をレポートします。

コロナウィルスによる在宅ワークで、密にコミュニケーションがとれなくなったり新しいQAメンバが参画し、既存メンバからのナレッジ共有を行うために、シェアリングセッションという題目で、各サブシステムでQAエンジニアが実施した改善や日頃から心がけていることをQAチーム内部に共有する場を設けました。

シェアリングセッションの説明に入る前に、現在のQAチームの体制とQAエンジニアの働き方を簡単に説明します。

◆体制と働き方

◎体制【新商品ーQAチーム】

サブシステムを開発するチームが4つあり、それぞれ1~2名のQAエンジニアがサブシステムのQAを担当しています。 シンガポールでも開発しています。 www.teamspirit.com

◎QAエンジニアの働き方

サブシステム毎に分断している開発チーム内でストーリーチケットのテスト設計、実施とテストレポートの作成、QA用バックログ対応(プロセス改善、強化テスト実施、自動化など)を行っています。 teamspirit.hatenablog.com

◆シェアリングセッションについて

目的
  • 各チームで実施したプロセス改善の共有
  • 各QAエンジニアのノウハウ共有
各セッションの進め方
  • ライトニングトークと同じ要領で行います。
具体的なシェア内容
  • QAタスクのストーリーポイント見積方法
  • 開発者とQAエンジニアが共同して、テストを消化する方法
  • ストーリーテストに大容量テスト※の観点を含めて、検証する
  • テスト技法(同値分割や境界値分析)を開発者に共有する勉強会の実施
  • Aufitfyハンズオンの実施(下記ページ参照)

teamspirit.hatenablog.com

  • テスト対象分析
  • 開発者テストで実施すべきバリエーションについて
  • サブシステムにおけるブランチ戦略
  • リグレッションテストの自動化
  • 障害傾向の可視化

※大容量テスト: 大量データを入力データとして、各機能が正常通り動作することを確認するテスト

◆シェアリングセッションを通じて

シンガポールにいるQAエンジニアも交えて、テスト分析~障害報告まで様々な工程における改善活動をシェアしてもらいました。 特に今回のシェアリングセッションでは、開発者とQAエンジニアの境界をなくすような改善が多かったです。 QAエンジニアだけでなく、開発者もプロダクトの品質保証に携わろうという風土がプロダクト全体を通して、生まれているからだと思います。素晴らしいですね。 日本にいるQAエンジニアだけではなく、シンガポールのQAエンジニアメンバからも自動化や障害傾向の可視化をする取組みを紹介してもらい、日本のQAエンジニアに刺激を与えてくれました。

個人的にもっとQAエンジニアとしてレベルアップしなきゃという危機感も持ちました💦

今回のミーティングは、他サブシステムの改善の取り組みを自身のサブシステムに伝播させるための一つのきっかけになりました。 ただし、他サブシステムがやっているからといって、無策に施策を適用すると頓挫しがちなので、注意が必要です。

新しくJOINしたQAエンジニア向けのコンテンツもあり、個人や各チームが持っているノウハウをシェアするという目的は達成できたと思います☆彡

定期的にこのような会を設けて、ノウハウ共有やそこから生まれる新しいナレッジの蓄積をしていきたいですね。

最後に

チームスピリットのQAエンジニアはテストだけではなく、このようなプロセス改善も行っています。 今後も継続して、改善を回していきたいです。

E2EテストツールAutifyを使うまでの話

こんにちは!
本格的に家の在宅勤務環境を揃え始めたQAチームのリーダーをしている生井(id:riririusei99)です。
今回はE2Eテストツール「Autify」を使用することになったので、これまでの話をブログに書こうって回です。

Autifyとは

「AIの力で品質保証の課題を解決し、素早い開発サイクルを実現する」最近話題になっているツールです。

autify.com

従来のE2Eテストと課題感

TeamSpiritのE2EテストはJavaで書かれたSeleniumを使ったテストを行っているのですが、E2Eテストを定期実行するためには様々な領域での作業が必要でした。

  • 実行するテストのテスト設計
  • テストコードのコーディング
  • 定期実行するためのサーバ作成・管理
  • クロスブラウザテスト用のサービス連携 or 各種ドライバーの管理
  • 落ちたケースのレポート確認・メンテナンス

などなど、テストを実施するためには幅広い知識が必要なため、どうしても属人化しがちな領域になっていました。
なのでチームのメンバーが自動テストを使えるような、E2Eテストを用意する必要がありました。

技術検証(2019年12月くらい)

と言うわけでフロントエンドエンジニアでも書けるようにとJavascriptのE2Eフレームワークを中心に技術調査を行いました。(自分もJavascriptでテスト書いた経験もあるし)
検証したツールは以下です。

  • TestCafe
  • WebDriverIO
  • Cypress.io
  • Autify

また、この時はこんな観点で検証しています。

  • インストール: 導入・インストールが容易か
  • エラー調査: エラー調査が容易か
  • クロスブラウザ: クロスブラウザテストのしやすさ
  • 拡張性: 機能拡張ができる・しやすさ
  • テストの書きやすさ: テストの実装が容易か
  • VisualforcePageへの自動テスト: Salesforce上のアプリケーションに対して実行できるか

そして自分たちのプロダクト開発に合致するか独断と偏見で色付けをしてみました。

観点 TestCafe WebDriverIO Cypress.io Autify
☆インストール
エラー調査
クロスブラウザ ×
拡張性
☆書きやすさ
☆Visualforcepage
への実行
× ×

特に☆をつけたところについて重視しました。

改めて思ったのですが、Salesforce上のアプリに対してE2Eテストを実行することが結構大変。
この辺は、また別の記事のボリュームになりそうなので別の機会にします。

今回はAutifyが全体的に自分たちのニーズに合致してそう。と言うことでトライアルを申し込みました。

トライアル期間(2020年1月~4月)

流石に全てのスクラムチームに導入…と言うわけではなく、まずは自分の所属しているチームにトライアル用のケース作成とチームメンバーにAutifyのハンズオンに参加してもらいました。
トライアル期間でハンズオンや実際に触ってみていくつかの気付きがあったのでシェアします。

習得が容易

トライアルを受けて感じたことは、メンバーの役割や言語に限らず全てのメンバーが習得できると感じた点です。
当初の技術検証ではJavascriptで書こうとしていたのでフロントエンドのメンバーと協力していたのですが、これならフロントエンドに限らず、バックエンド、QAもテストが作成できそうです。なんなら、プロダクトマネージャの人に直感的に作成してもらうことも可能だと感じました。
一方で、Autifyは習得を容易にした分、独自の使用性になっていますので習得したスキルは他のフレームワークには持ち運びできない部分があります。
既にSeleniumや他のフレームワークを習得しているエンジニアが多く所属している場合や、サーバの管理の部分に課題がない場合とかは何を大切にするか検討が必要だと思いました。

実行環境のメンテが不要

クロスブラウザのテストを実施しようとした時、TeamSpiritの場合はBrowserStackを使った自動テストを実行していたのですがここでも課題がありました。 Salesforceの組織(東京リージョン)⇄ BrowserStack(欧州)の通信が発生するため、テストを実行する際に時間が掛かっていました。
ここの問題については自動テストの中でクロスブラウザテストのケースを分けて精査し、テストケースを減らすように工夫するなど、どちらかと言うと消極的な対応を取っていました。

この問題にテストの実行環境を改善するには正直、自分としては悩ましい領域です。テスト以外のこういった課題を解決するには手が足りません。
先日、参加したイベントの中で聞いた情報によるとAutifyの実行環境の改善により、この部分についても将来改善もされそうなので、インフラを肩代わりしてくれることについては非常に助かりそうです。

jawsdays2020.jaws-ug.jp

サポートあり

これは個人的には非常に嬉しいです。これまで落ちたケースについては一人で調べてなんとか解決する…みたいなケースが多かったのですが、Autifyでのサポートが受けられます。
もちろん、プロダクトの製品自体に起因する問題だとサポートしづらいのは承知してますが…リカバリーする時に心強い味方がいることの安心感は大きいと思います。(あくまで個人の経験ですが)

総括すると

個人的には、「テストのコーディング」「サーバの管理」「落ちたケースのサポート」みたいなところをシンプルにできるのは非常に良いなと思いました。 チームのフロントエンド・バックエンド・QAに限らず自動テストが作れるので、当初の課題感になっている属人性の解消には役立ちそうな印象を受けました。 これだけシンプルに作れるなら、立ち上げや新しい自動テストを作るQAにとっては、心強い見方になりそうと言う印象です。

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自動テストの役割をシンプルに

終わりに・これからの話

TeamSpiritにおけるAutifyの自動テストの役割は自動テストの全て担当してもらう!!…みたいなことではなく。
UIのテストの特に重要な回帰テストの部分や、よく変更がかかる部分のテストを担当してもらったりするような使い方にするのが良さそうです。
機能拡張も順次行われるようなので、今後のアップデートにも期待していますし、TeamSpiritでも積極的に活用していきたいと思います。

と言うところで今回の記事は以上となります。

今日お昼一緒にどうですか?〜チームでバーチャルランチやってみた〜

こんにちは!
開発チームQAエンジニアの角(id:naomi-s)です。

COVID-19の感染拡大により、弊社では2月初旬より在宅でのリモートワークが推奨となり、4月からは完全リモートワーク(オフィス出社は許可制)となっています。
弊社にはもともとCW1(週1回、在宅でのリモートワークが可能な制度)があり、社員はみんな自宅で働くことには慣れていました。 しかし、完全に週5日リモートとなると新たな問題が…。


そのひとつが、コミュニケーションに関するものです。 私たちはアジャイルの開発手法をとりいれているため、毎朝デイリーとよばれる短時間のMTGでチームメンバーと話しています。 業務に関する話はそこでできる一方で、雑談や日々のちょっとした悩みを相談する場所がなくなってしまいました。


このような状況に対処するため、弊社でもオンラインでバーチャルランチをやってみよう!ということで先日実施された様子をリポートします♪

オンラインランチ開催までの流れ

事前準備編

①オンラインランチ開催の機運をよみとる
②カレンダーに予定をいれメンバーを招待する
③Slackでチームメンバーに周知する
④(必要なら)カメラやマイクなどの備品を準備しておく

当日編

①オンラインランチ中に食べるお昼ごはんを手配しておく
 ※ランチ中に料理するのは、話ができなくなるのであまりオススメしません!
②カレンダーをみて参加者を確認し、少ないようなら再度Slackで参加を呼びかける
③気持ちを高めておく…!!


当日の様子

ということでむかえたオンラインランチの時間。
チームが違うメンバーの顔を久しぶりに見た、というようなこともありました。普段Slackで雑談することもありますが、やはりテキストでのやりとりと直接的に会話することは全然違うという感想です。

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オンラインランチの様子

休みの日はなにしてるの?といった会話や、今日なに食べてる?といった他愛もない話、オフィスで顔を合わせなくなりそんな話ができなくなって初めてそういう会話が一緒に仕事をするメンバーとして大切だったんだなと気付かされた時間でした。

また、弊社のシンガポール拠点でも、同様にオンラインランチを開催しています。 ランチだけでなく、月曜朝には朝食会、金曜夕方には週末ということでティータイムとしてそれぞれプチバーチャルMTGも実施していて、コミュニケーション不足解消に一役買っているようです。

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シンガポールのチームランチの様子

まとめ

ということで、弊社のオンラインランチの様子をちょこっとお伝えしました。
少しの時間直接会話するだけでも、チームメンバーの結束力の高まりにつながると感じたオンラインランチ。 これからも定期的に開催していきたいと思います!(ちなみにチーム内のオンライン飲み会も実施しました。こちらもオススメ!)

※セキュリティ上の懸念から現在はオフィシャルなMTGでのZoomの利用は一時見合わせています

エントリーブログ:入社後の流れ編 書いてみました

初めまして。2019年7月にTeamSpiritにジョインしました。id:yukoT_Teamspiritです。

入社して、8カ月が過ぎたので、エントリーブログを書きたいと思います。

会社に入社する際に、入社後の流れがわからず不安という方も多いと思いますので、実体験をベースに、入社後の流れ(≠特に印象深かった主要イベント)について、エントリーブログとして掲載したいと思います。

 

入社後、特に印象深かったイベントは以下となります。

◆入社後の流れ(印象深かった主要イベント)

◇TeamSpirit All-Hands Meeting(全社会議)◇

  1ヵ月に1度、TeamSpirit All-Hands Meeting(全社会議)があります。
全社会議では、会社の1年間のスケジュールやトピックなどの共有を行うのですが、新規に入社される人がいる場合は、新しく入った社員の自己紹介なども行われます。
私は、入社日当日が、 TeamSpirit All-Hands Meetingの日だった為、入社日当日に、社員全員に自己紹介をすることができ、顔を覚えていただくことが出来ました。(大変ありがたいです。)私はとても緊張していて今となっては何を喋ったか覚えてはいませんがきっと立派な自己紹介ができていたと信じたいです。(プライベートの話ではチョコレートの話をしたことだけは覚えています。社員の皆さんは心暖かく聞いてくれました。)

また、All-Hands Meetingは、海外拠点のシンガポールと合同でリモートMeetingで開催しています。

※ シンガポール拠点の様子はこちら↓

www.teamspirit.com

 

◇写真撮影◇

  名刺や社内報等で利用する社員の顔写真の撮影を行います。何枚か様々な角度から撮影を行います。撮影して頂いた写真の中から利用する写真を自分で選ぶことができます。(自分自身で選ぶという選択肢が、私の経験上なかったので、驚きました。ありがたいです。)また、撮影した写真が万が一、気に入らなかった場合、別日に再撮影をお願いすることもできます。(大きな声では言えませんが、私も再撮影をお願いしました。)また、弊社のドレスコードは基本自由の為、スーツで撮影したい方等は、別日に撮影を行っている方もいました。) 

◇SKD面談◇

SKD面談とは、「SK:最近」「D:どうですか」の略です。聞きなれない方もいらっしゃるのではないでしょうか?私もそのうちの一人でした。

弊社では、新規入社の方(中途採用の方)を対象に、節目となる「入社1ヵ月後」「2か月後」「3か月後」に、面談を実施しています。

SKD面談1回目(入社1ヵ月後):

  入社~1ヵ月後までは、主に実業務に入る前に必要となる前提知識(会社を知る、Salesforce研修、自社製品研修)を身に着けるトレーニング期間となっており、実業務にはまだ入らず、トレーニングを実施します。
トレーニング期間が終わる頃に、「入社して1ヵ月立ちましたがどうですか?」面談です。この面談は、会社の為に実施している面談ではなく、新規入社した人の為の面談の場(私の理解)の為、入社前と入社後のギャップや、困っていることや改善してほしいことなど、ざっくばらんに率直な意見が言える場となっています。(大変ありがたいです。)

SKD面談2回目(入社2ヵ月後):

 1ヵ月~2ヵ月後までに、トレーニング期間を終え、実業務を実施(体験)します。実業務を行った頃に、「入社して2ヵ月立ちましたがどうですか?」面談を行います。この面談では、実業務を実際に体験して、自身が入社後やりたかった事や、会社として期待していることなどを面談する場となっています。

試用期間終了面談(入社3ヵ月後):

  入社3カ月後の試用期間が終わる時期に試用期間終了面談を実施します。(話される内容は秘密です。)面談後は、みなさん、気分的にすっきりした表情をされていることが多いです。

◇番外編:お菓子&ドリンク フリー◇

  入社後は、慣れないことが多く、ちょっと一息つきたい時があります。弊社にはちょっと一息つくための福利厚生として「お菓子&ドリンク フリー」というものがあります。

冷蔵庫には、「ドリンク(お茶、コーヒー、様々なジュース類)」、「アイス」が入っています。また、ウォーターサーバーも設置されており、お茶(日本茶、紅茶)、コーヒー、ココアなどが常備されております。
お菓子棚には、「チョコレート」、「スナック菓子」、「和菓子」、「洋菓子」などおいてあります。 

好きな時に、好きな物をお召し上がりくださいスタイルです。(※食べ過ぎ飲みすぎ注意です。健康診断の結果が怖い・・・。

疲れた時には甘いもの必要ですよね。コーヒーブレイクをとって、仕事もはかどります。

※いつもありがとうございます。

 

以上、id:yukoT_Teamspiritでした。

QAエンジニア養成!社内テスト技法勉強会レポート

こんにちは!
2020年は定期的にブログを書きたいQAチームのリーダーをしている生井(id:riririusei99)です。
寒い日が続いていますね、ちなみに自分の中では20度以下はすべて寒い日です。
さて、最近のQAチームで取り組んでいることについてブログを書きます。

はじめに、JSTQB認定 テスト技術者資格について

みなさんは「JSTQB認定 テスト技術者資格」というのをご存知でしょうか。
この資格はソフトウェアテストに関する有名な資格の一つです。
また、チームスピリットの開発チームにおける品質保証プロセスは多くの場面でJSTQBの知識体系を参考にしています。

www.istqb.org

今月2月8日にFoundation Level および Advanced Level Test Analyst 試験がありました。
QAチームでもAL テストアナリスト資格の取得を目指すメンバーが複数いたので、チームとして何ができるか考えたところ、 社内でテスト技法の勉強会を開催することが良さそうだと考えたので実際に開催してみました。

テスト技法勉強会を開催する

個人が資格取得する際のメリットは、合格するために勉強した内容が団体に認定されることだと思いますが、
QAチームのリーダーとして嬉しいことは、勉強した内容を実務に活かしてもらうことだと考えています。

なので今回は「業務に活かせる」と「合格の助けになる」どちらも満たす内容として、 「テスト技法を手になじませる」ということを主眼に置いた勉強会を開催することにしました。

実際の業務の場合、どのテスト技法を当て込むか考える必要があったり、複数のテスト技法を組み合わせてテストケースに落とし込む場合が多く、初めてのメンバーに覚えてもらう際にはケーススタディが複雑になりがちです。

今回は市販の書籍や、過去問セミナーで取り扱った問題を使うことで、テスト技法自体をシンプルに取り扱ったり、考え方を理解してからテスト技法を当てはめるような構成にしました。
まずは簡単な問題を一緒に解いて考え方を理解し、実際に問題を解くことで理解を深めるようにしました。

実際の様子

机を固めてみんなで問題をときます。
教えるにあたって、リーダーは取り扱う問題を先に解いておきます。
テスト技法の概要を問題を解きながら説明するので、押さえておくべきポイントを考えたりしたので自分自身も知識の棚卸しになりました。

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勉強会の様子

簡単な問題を解きながら解説した後に、同じ技法の別の問題をメンバーに解いてもらいます。
座学だけにならないように手を動かしてもらう時間を多めに取りました。

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真剣に問題を解いている様子

問題を解き終わったあとは、解いたメンバーに自分の回答を発表してもらいます。
正解かどうかよりも、どのように考えたかを大事にしました。
その上で、技法を当て込むポイントを付け足してフォローします。

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解説中。。。

おわりに

写真を付けて説明するとそれっぽくなりますね!
今回の写真はチームのバックエンドエンジニアに撮影いただきました!圧倒的感謝!

実際の業務だとテスト技法を当て込むにも複雑になりがちなので、基本を改めて抑えるには良い機会になったと思います。
他にもQAチームではチーム力をアップするために様々なことに取り組んでいるので、別の機会に紹介できたらなと思います。

受験したメンバーが合格していたら一番嬉しいですが、こういった活動をきっかけに業務に活かしてもらえるだけでもプラスになるのでこういう活動は続けていけたらなと思います。

おわり

Japan Dreamin'2020 参加レポート

こんにちは!サービス開発チームの松田 (id:a-matsuda)です。
今年1月25日、東京・渋谷のAbema Towersにて「Japan Dreamin'2020」が行われましたのでレポートします。 

Japan Dreamin'とは

Japan Dreamin'は、Salesforceのコミュニティカンファレンスで、ビジネスユーザ・システム管理者・開発者・アーキテクト・マーケター・Salesforce 社員・Salesforce に関わる全ての人が組織や役割を超えて繋がることのできるイベントです。国内外の著名スピーカーによるセッションの他、ハンズオンや参加者同士が楽しめるアクティビティが行われます。

今回チームスピリットは、ランチセッションに協賛。スポンサーセッション枠でシニアプロダクトマネージャー の小泉剛が、またその他セッション枠でエンジニアリングチームリーダーの倉谷彰、バックエンドエンジニアの畑本貴史がプレゼンテーションを行いました。

www.japandreamin.com

 

Dreamin'2020 の会場へ Go

渋谷駅から渋谷のディープなエリアを歩いて7〜8分の場所にある Abema Towers がDreamin'2020 の会場です。

会場に到着すると、たくさんチョコレートがお出迎えしてくれました。カラフルで見ているだけで何故かワクワクするチョコレート達!おひとり2個までです。笑

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Salesforceに関わる人が集結!

今年は、なんと320名近くが参加申込!昨年の2.5倍以上の人数です。セッションルームを覗くと、すでにたくさんの人が集まり、セッションに聞き入っていました。

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スポンサーブース

スポンサーブースには、プロダクトや採用に関する資料を置かせていだきました。弊社のエンジニアがブースに立って対応してくれました!

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AppExchangeプロダクト開発を続けて見えてきたプラクティス by Akira Kuratani 

エンジニアリングチームのリーダーでSalesforce MVPでもある倉谷より、Salesforceで ISV/OEMアプリケーションを開発する上で気をつけるべきポイント、たどり着いた解決策について紹介しました。

AppExchange開発で大切なのは「アップグレード可能」であること。多くのユーザにAppExchangeアプリケーションを提供し、継続的に機能追加していく場合には、ユーザに最新バージョンを使ってもらうためにアップグレードの手間を最小化する必要がある。成長するプロダクトの基本戦略「アップグレード可能であること」を判断基準に、宣言的開発とコード開発どちらの開発スタイルがいいか、Salesforce標準画面は使うべきか、選択リストをどう実装するか、レポートをどう提供するかについて話しました。

プレゼン最後のメッセージは、基本戦略を判断基準にして、ISVガイドを熟読すれば自ずとどうすればいいかみえてくるとのこと。長きに渡りAppExchange開発に携わってきた倉谷だからこその説得力がある発表になりました。

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www.slideshare.net

プロダクトマネージャーとして成長するのに必要なスキルとマインドセット by Tsuyoshi Koizumi

スポンサーセッションは、弊社の新サービス「TeamSprit WSP」のプロダクトマネージャーである小泉が担当しました。プロダクトマネジメントの中で重要な視点である「限られた情報から課題を発見して、特定した課題をどうやってソリューションに落とすか?」について、AppExchange製品に関する知見をまじえてお話ししました。

発表内容は先日の「Product Management Night Tokyo at TeamSpirit」のプレゼンテーションをブラッシュアップしたもの。詳細はこちらをチェックしてみてください。

プレゼンテーション最後の質問タイムでは「プロダクトマネジメントで大変なところはどこ?」「エンジニアからプロダクトマネージャーになりたい人へのアドバイスは?」「ぶっちゃけ給与って?」など率直な問いが投げられました。なんと質問をしてくださった方全員に、弊社社長である荻島浩司の初著書「サブスクリプションシフト DX時代の最強のビジネス戦略」をプレゼント!

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発表資料はこちら

LEX Mobileから紐解くSalesforceモバイル史 by Takashi Hatamoto

畑本貴史は、Salesforceへの深い知識で社内でも人気者のバックエンドエンジニア。 Lightning Champion*1としても活躍しています。今回は、最近の主要アップデートであるLightning Experience Mobile(以下、LEX Mobile)を題材に、温故知新の精神で開発史を学ぶことで、Lightning Experience(以下、LEX)の意義や方向性を理解しようと試みました。

Salesforceのモバイル対応は、ガラケー主流のモバイル初期の時代、iPhone登場後のChatter時代、環境統合のSalesforce1時代、そしてSPAを主軸としたユーザ体験重視のLEX時代、そしてLEX Mobile時代と変遷していきます。iModeブラウザ対応のアプリの存在など、びっくりするような歴史も!歴史を紐解くことで、なぜいまLEX Mobileなのか理解が深まりました。そして今後モバイル向け機能はどうなっていくのかを畑本の視点で予測。歴史から紐解く未来という見方が面白かったです。

LEXで困ったことがあったら、Trailblazer CommunityやLightning Championに遠慮なく聞いてみましょう!

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www.slideshare.net

 

まとめ

土曜日にも関わらず、たくさんの人が参加した Dreamin'2020。Salesforceに関わる人が増えていることや、Salesforce界隈のトレンドを肌で感じることができました。来年はどれくらいの規模のイベントになるのでしょうか。とても楽しみですね!

開発エンジニア&プロダクトマネージャー募集

チームスピリットでは、100億円のビジネスを共に作る開発エンジニアやプロダクトマネージャーを募集しています。AppExchangeで成長するプロダクトを作ってみたい方、仕事の中で英語を覚えていきたい方、B2B SaaSにご興味のある方、ぜひご連絡くださいね。直接メッセージでも、下記の応募フォームからでも構いません!

エンジニア募集

 

 

*1:Lightning Experienceの導入やアプリケーション開発における知見を惜しみなく活かした、先駆者(Trailblazer)として活躍しているメンバー

Product Management Night Tokyo at TeamSpirit 参加レポート

こんにちは!サービス開発チームの松田 (id:a-matsuda)です。
今年1月15日、チームスピリットセミナールームにて、Product Management Festival(PMF)主催のMeetupイベント「Product Management Night Tokyo at TeamSpirit」が行われましたのでレポートします!

Product Management Festival(PMF)とは

Product Management Festival(PMF)は、スイスのチューリッヒに本部があり、欧米やアジアを中心にプロダクトマネジメントに関する最新情報やイノベーション、実践を通じた成功や失敗事例の共有を通じて、プロダクトマネジメントの発展を支援する非営利組織です。今回、PMFが日本で初めてMeetupイベントを開催するにあたり、チームスピリットはイベント企画や会場提供等で協力しました。

productmanagementfestival.com

今回の「PM Night Tokyo」は・・・

記念すべき第1回目は、「NewsPicks」のプロダクトオーナーとして活躍する大日田貴司氏と、B2B SaaS「TeamSpirit」のシニアプロダクトマネージャーとして奮闘する小泉剛氏が、日々向き合っているプロダクトマネジメントについて語りました。

募集枠50名に対して100名を超える応募!

connpassで参加募集を行ったのですが、なんと募集枠50名に対して100名を超える応募をいただきました!プロダクトマネジメントや、グローバルトレンドへの興味関心の高さが伺えますね。当日は50名弱のみなさんが、セミナールームに集合しました。

PMF Ambassador Vegaさんよりご挨拶

さあ「PM Night Tokyo」が始まります!

まず最初に、PMF Amvassador Vegaさんより、PMFの成り立ちや取り組みについて紹介がありました。PMFでは、プロダクトマネジメントのトレンドを発信すべく、様々なデータをまとめてレポートされているそうです。日本にいると日本国内のトレンドばかりに目が行きがちですが、グローバルに戦っていくプロダクトを作っているのであれば、プロダクトマネジメントのトレンドもグローバルを追いかけていきたいですね。 

「Build to Think」by Takashi Ohida, Head of Product Design, NewsPicks

大日田さんは、スタートアップから大手企業において様々なプロダクト開発に携わってきた百戦錬磨のプロダクトマネージャー 。これまで、グリー株式会社でSNS事業を率い、株式会社リクルートホールディングスでは複数の新規事業の立ち上げや海外投資案件に従事。株式会社XIMERAにて取締役CTO、株式会社Schooでプロダクトオーナー及び子会社取締役を経て、2018年1月より株式会社ニューズピックスに参画し、プロダクトオーナーとして活躍されています。

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今回は「Build to Think プロダクトデザインの方法論」と題して、プロダクトデザインの重要性と方法論についてお話しされました。

プロダクトデザインの重要性

プロダクトデザインは、何を作るのかを決めること。何を作るのかは未来のどの場所に行きたいかを考えること。何をしても必ずどこかにたどり着くが、いい場所も悪い場所もある。プロダクトマネジメントの有無で、たどり着く場所が全然違ってくるというお話です。

そして、プロダクトデザインがなぜ重要かというと、実装(大きな投資)前に成功可能性を上げるための取り組みだから。成功可能性の高いものに投資するために大事なフェーズがプロダクトデザイン、ということですね。

プロダクトデザインの方法論

正解のないプロダクトデザイン。未知のものを考えるには仮説検証のサイクルが必要で、いかに仮説の精度を上げるかがプロダクトの成功を左右する。

大日田さんは、仮説の精度を高めるために、思考のための具現化(Build to think)を行うことを大切にしているそう。「NewsPicks」のアプリ開発において、設計は「論理設計→体験設計→仕様設計→実装」というプロセスで進めており、特に体験設計のフェーズでは、検証に必要な画面は完成品レベルで作り込み、確度の高い仮説検証を行っているとのこと。

「NewsPicks ACADEMIA」での仮説検証の事例を紹介いただくことで、完成品に近い具現化をして検証していることがよくわかりました。

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プロダクトマネージャーとして成長するのに必要なスキルとマインドセット by Tsuyoshi Koizumi, Senior Product Manager, TeamSpirit

小泉は、チームスピリットのシニアプロダクトマネージャー。7年以上の経験を持つ、BtoB SaaS のプロダクトマネージャーで、ソフトウェアエンジニア出身です。アドバンテッジ リスクマネジメント社にて、ユーザー数200万人を超えるプロダクトへ育てることに成功。現在は、チームスピリット社にてシニアプロダクトマネージャーとして、中堅・大規模企業向けの勤怠・就業、工数・プロジェクト管理、経費精算システムの開発を行っています。

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今回はプロダクトマネージャーに必要なマインドとスキルについてお話しました。

必要なマインド

大日田さんの「プロダクトマネジメントの重要性」で話されたことと共通していました。プロダクトマネジメントが存在せず、要望ベースで機能追加すると、いつかどこにも進めなくなる。機能を追加することは限られたリソースを投資することであり、この課題解決に投資する必要があるのか、そして課題をどうやって解決するのか、に全力を使おう!

必要なスキル

「この課題をどうやって解決するのか」を見つけていくプロセスの中で「意思決定」をし続けていくのがプロダクトマネージャー 。「意思決定」が大事なスキルであると強調していました。

そして最後に、プロダクト開発に携わるもの全員が持つべきマインドセットについて。製品開発のアイデアは半分以上がうまくいかない。ロードマップに機能を載せてリリースしたらOKではなく、ある課題を解決することができたかもしれないし、そうでないかもしれない。それくらいに思ってインパクトを見続けようというメッセージが印象的でした。

Drinks/snakes and networking

プレゼンテーション後は、ピザとアルコールを交えた懇親会を実施しました。

参加者同士で、本日の登壇内容について意見を交わしたり、日々のプロダクトマネジメントの困りごとなどをシェアするなど、活発に会話が行われていました!

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まとめ

大日田さんと小泉の発表に共通していた「プロダクトマネジメントの重要性」。何をしても必ずどこかにたどり着くが、その先どこにも進めないような場所ということもある。どこにたどり着きたいかを決め、そこに向かっていくために仮説検証をやり続ける。意思決定をし続ける。プロダクトマネージャーの仕事の重要性を、改めて実感したお二人のお話でした。

次回の「Product Management Night Tokyo」はfreeeさんで実施予定です。プレゼンテーションでは、その会社、その現場のプロダクトマネージャーならではの事例がたくさん出てくると面白くなりそうですね!次回もとても楽しみです。

プロダクトマネージャー募集

チームスピリットでは、100億円のビジネス作るプロダクトマネージャーを募集しています。チームに興味を持っていただいた方、ご連絡くださいね。直接メッセージでも、下記の応募フォームからでも構いません。

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