はじめに
寒い日が続いていますね。
QAエンジニアの生井 ( id:riririusei99 ) です。
会社ごとにQAと呼ばれる人達は働き方が異なっているのではないかというのが自分の持論で、今回は私が所属しているチームでの働き方を紹介することでチームスピリットに興味があるQAの方の想像と実際の仕事内容のギャップを埋められないかなと考えた。そんな記事です。
開発サイクルと主な仕事
所属しているTeamSpiritWSPチームではSalesforceプラットフォームのバージョンアップに合わせて4ヶ月の開発サイクルを一つの単位として開発を行っています。
2017年よりスクラム開発を採用しており、現在は4ヶ月の開発サイクルを更に2週間のスプリントに分割し、前半6スプリントが開発スプリント・後半2スプリントがリリーススプリントとしています。
開発サイクル単位でのQAの仕事をざっくりではありますが、簡単にまとめると下記になります。
- テスト計画作成(左上のTest Planning)
- StoryTicket のテスト設計・実施 (緑)
- QualityTicketの実施 (青)
- Test Reportの作成 (赤の範囲部分)
- Quality Reportの作成 (オレンジ)
テスト計画作成
開発サイクルにおける計画を立てます。
私達のチームでは毎回少しずつ項目は違いますが主となるものは下記です。
- 品質目標
- リリース判定基準
- テスト環境
- 活動内容
- テスト体制・スケジュール
- 成果物
StoryTicket のテスト設計・実施
開発チームが作るストーリー毎の機能開発のテスト設計・実行を行います。
QAエンジニアはスクラムにおける開発チームのメンバーとして開発に参画しています。
そのため仕様検討を始めとするすべての会議に参加しますし、必要であれば調査も実施します。
QualityTicket(QA用バックログ)
テスト計画ができたタイミングでQA用のチケット(QualityTicket)のBacklogを作成します。
最近実施した具体的な例でいうと下記のようなイメージです。
- 強化テスト
- Salesforceプラットフォームのバージョンアップテスト
- テスト設計のカイゼン
- テストの自動化
- CIサーバの構築
Test Reportの作成
スプリントレビューのタイミングでTest Reportの共有を行います。
Test Reportではテストの結果と起票されたバグチケットのトレンドからスプリント毎にリスクになる事象・問題がないかを確認しています。
品質評価レポート
4ヶ月毎のリリースパッケージを作成する際には現在のプロダクトの品質はどの程度かレポートを書きます。
ここではQualityTicketの実施状況や、各Test Reportを基にプロダクトの品質に課題があるかどうかとリリースできるような状態かを確認しています。
品質評価レポートは次回の開発サイクルでのテスト計画でのインプットにもなるので重要なレポートになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 各項目でざっくりと書こうと思ったのですが、ひとつのセクションでも内容があるので簡潔に書いた結果、抽象的な記事になってしまって少し反省しています。
最後になりましたが、この記事はチームスピリットアドベントカレンダー17日目の記事になります。 adventar.org
最後までありがとうございました。ではこの辺で。