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TeamSpirit Singaporeと日本の開発チームがうまくやってる話

Hi everyone! TeamSpirit Singaporeの二宮です。
私がTeamSpritの海外開発拠点の社員一号として入社し、気づけば6ヶ月が経ちました。

前回のTeamSpirit Singapore紹介記事はこちら。

teamspirit.hatenablog.com


今ではシンガポールのメンバーも増え、日本の開発チームと連携しながら、いい感じに開発が進められるようになって来ました。
今回はその事についてシェアしたいと思います。

 

 開発体制について

まず現在の開発体制、日本とシンガポールチームの位置付けについて説明したいと思います。

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ざっくり、こんな感じになってます。(※チーム名は仮称です。)

一つの製品を、モジュールで大きく2つのチームに分けて、その片方のチームが日本、シンガポールの混成チームになっています。

(Team Bの内訳は、日本:PM 1,スクラムマスター兼QA 1, エンジニア 3、シンガポール:エンジニア 5)
なので、もちろんスクラムイベントは日本とシンガポール両方のエンジニアが同席して行われますし、プロダクト横断の大きなスクラムイベントにもシンガポールからリモートで参加しています。

 

シンガポールチームの歴史

下記がシンガポールチームの人数推移です。

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6月から始まって、少しづつですが、着実に人数が増えて現在は5人になりました。

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上記の様に、国際色も豊かです。すべての国が分かりますか?

今後も、少しづつ人数が増えていく予定です。

 

コミュニケーションのとり方

シンガポールチームと混成チームになってから、チームの公用語は英語になっています。

スクラムイベント、チケットの表記、Slackでのやりとり、その他ドキュメントは基本英語ファースト(英語、もしくは英日併記)です。

とはいえ、全員がいきなり英語をペラペラに話せる訳では無いので、日本人同士の場合は普通に日本語を使っています。

始めた当初は全く自信がなかった日本メンバーも、学生時代の読み書きの経験+Google先生のおかげで、Slack上でのコミュニケーションはだいぶスムーズになってきています。

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口頭でのコミュニケーションが必要な場合は、私が通訳サポートすることもありますが、基本的にダイレクトにSlackなどでやりとりできています。

海外と一緒に仕事をするというのは一見ハードル高そうに見えますが、エンジニア同士の場合、そもそもプログラミング言語という共通言語があるので割となんとかなります。

シンガポールのメンバーも、コミュニケーションについて不便に思っていることは殆どなさそうです。

 

どこまで英語でコミュニケーションするか

ここが一つのキーとなる要素になるかと思っています。

よく英語化の事例とかで、社内英語公用語化!などと一気にすべてを英語に置き換えることを大々的にやっているところもありますが、私の感覚だとそんな必要はないと感じています。

ドキュメント類は読めないとわからないので英語、これは必要。

残りのミーティング類については、すべてを英語で行う必要はないというのが今の所の答え。

最低限は事前に用意して英語でやる、残りの込み入った部分については私が軽く通訳しながら、要点は後から改めて共有、それが効率が良くて早いです。

残りの小さな疑問や、質問については、ドキュメントや画面、ソースを見ながら後から直接個人間でSlackなどで英語でやり取りして埋めていけています。

今はそんな感じで状況に応じて、コミュニケーションの方法を変えていってうまく行っています。

 

出張によるF2Fのコミュニケーション

重要な開発が始まる時は、日本からPMやエンジニアが来て短期的に直接一緒に働くこともあります。

F2Fのコミュニケーションを取ることで、仕様の理解や疑問の解消を効率よく行っています。

普段、画面越しでしかやり取りできない人と直接コミュニケーションできるのも、シンガポールメンバーの刺激になりモチベーション維持にも繋がってます。

 

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交流イベントなど

仕事以外ではなかなか話す機会の無い人たちとは、"オンラインランチ"という企画をして交流を図っています。

"オンラインランチ"とは文字通り、画面越しにランチを持ち寄って、ビデオ通話しながら、雑談しながらランチを楽しむというものです。

顔と名前を知らないと、なかなか仕事上でも話しかけるのを躊躇したりしてしまいますが、このようにお互いを知ることで、オフィスを超えて気軽に話しかけられる関係を構築しています。

 

まとめ

最初はお互い、海外と仕事をしたことがない日本メンバー、日本と仕事したことがないシンガポールメンバー、という不安でいっぱいなスタートでしたが、今では非常によく開発プロセスが回せています。

英語でのコミュニケーションも最初は拙かった部分もありますが、日々良くなっていっています。

このままの調子で日本と海外で強固な開発チームを実現できるよう、さらに頑張っていきます!

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この記事はチームスピリットアドベントカレンダー18日目の記事になります。

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