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TeamSpirit Singaporeと日本の開発チームがうまくやってる話 2020

TeamSpirit Singaporeでプロダクトマネージャーをしている二宮です。

今回は2018年に自分で書いたこの記事から2年経った今、日本の会社ではなかなか珍しい日本とシンガポールの2拠点開発体制の状況について書いていきたいと思います!

teamspirit.hatenablog.com

開発体制について

この2年で開発チームの構成が大きく変わりました。

2018年 f:id:n-nino:20201210172422p:plain 2018年当時は、1つのプロダクトに対して内部で2つの開発チームに分かれていて、その内の一つが日本&SG混成チームという形でした。

2020年 f:id:n-nino:20201210172328p:plain こちらが2020年現在の体制になります。
2チーム体制だったのが、人数が増えたこともありモジュールごとに4つのチームに細分化され、日本とSGにそれぞれ2チームあるような体制になりました。
各チームにプロダクトマネージャー、エンジニア、QAがおり、それぞれスクラムで開発を進めています。 人数比も今では日本とSGでほぼ1:1になっています。また最近、チーム横断の課題を解決する分科会の取り組みも始めています。

TeamSpirit Singaporeについて

ここでもう少し、TeamSpirit Singaporeについてご紹介したいと思います。
2018年に自分が社員1号と入社してから、今では20人を超える世帯になってきています。 アジア各国出身のエンジニアやQAが働いています。

エンジニアが普段どんな感じで働いているのか書いてくれていたりするので、よかったら読んでみてください!(※英語だったり、コロナ前の話だったりしますが。) medium.com
あとは最近ありがたいことに、社員サーベイを元に、Great Place To Workという働きがいのある職場として認定してもらうことができました🎉 www.teamspirit.com
また、それを受けてTeamSpirit SingaporeのCulter Handbookというものを作成して公開しました🎉こちらもよかったら見てみてください!


このような感じで、今ではSG側もチームスピリットにはなくてはならない開発拠点になりました。


日本とSGの協働体制

次に、日本とSGでどのように開発を協働しているかお話していきたいと思います。

チーム内のコミュニケーション

前述した通り、2018年とは違い、各開発チームはそれぞれ同じ拠点のメンバーで組成されています。 そのため、混成チームでやっていた時と違いチーム内の言語は統一されたため(日本は日本語、SGは英語)、チーム内のコミュニケーションは効率化されたのかなと感じています。

拠点間のコミュニケーション

では、日本とSG間のコミュニケーションはどうやっているでしょうか。

コミュニケーションの方法

今はコロナの状況もあり、ほぼ全員が在宅勤務をしているため、コミュニケーションは基本オンラインで行われています。
そのため、これまであった物理的な距離の差が平等になり、拠点間のコミュニケーションのハードルが心理的にかなり下がったと感じています。

言語について

当然SGメンバーに日本語習得を強いるのは酷な話なので、全体共有が必要な話やSlack上でのやりとりは、2018年当時から日英併記もしくは英語ですることにしています。
当時は、そうはいっても、まだまだ日本語を使ってしまうことが多かったですが、最近は日本語だけでやり取りされることはほぼ見なくなりました。

個人的にはここがこの2年の大きな変化かなと感じているのですが、今はチーム横断のミーティングはほぼ英語で行われています。
もちろん、必要があれば英語な得意な人が通訳を助けることがありますが、各人が最大限英語でコミュニケーションすることを心がけています。

その結果、以前よりも日本とSGのメンバーが直接やり取りする機会が増え、一つのグローバル開発チームとして形を成してきていると感じています。


何でうまくいってるのか

実は特に何か特別なことはしていないと思っています。また、ここについては一朝一夕で解決できるような銀の弾丸もないと思っています。

SGメンバーの数が増え、次第に意識が変わった部分もあるでしょうし、必要に迫られて始めざるを得ない状況から徐々に慣れていったという部分もあると思います。
大前提として、日本とSG両者が一つのチームになることを目指して、お互い歩みよる努力をしたは間違いありません。
日本メンバーの英語の上達には目をみはるものがあります。

チームスピリットのQAチームがどうやって一つのグローバルチームになっていったのかを、今年のJaSSTで発表していて、ここに具体的なストーリーが登場しています。 teamspirit.hatenablog.com


グローバル開発チームとして次のステージへ

ここ2年の進歩は計り知れません。2拠点でここまでグローバルな開発ができているのは稀有だと思います。

とはいえ、まだまだ発展途上だと思っており、特に今があるのは個々人の努力に依るところも大きいです。 ですので、今後は今うまくいっている要因を分解して、仕組み化していかないといけません。
そのために、12月からグローバルオペレーションというチームを立ち上げました。
チームスピリットの開発チームがより一丸となっていけることを目指しています!

最後に

日本に居ながら、こんなグローバルな環境で働けるというのは貴重だと思います。 ご興味ある方は是非採用サイトもチェックしてみてください!一緒にグローバル開発チームを作りましょう! recruit.teamspirit.com


この記事はチームスピリット Advent Calendar 2020 10日目の記事になります。