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Salesforce認定試験をオンライン受験するときのトラブルシューティング

こんにちは!開発チームの里石です。
去年に引き続き、Salesforceの「認定 Platform デベロッパー試験」をオンラインで受験しました。

今回はオンライン試験2回目ということで、気の緩みもあったのか色々なトラブルに遭遇したので、シェアしてみたいと思います。

(2021/09/13追記)
より詳しい事前準備案内が、Salesforce公式ページにて公開されました!
オンライン受験のご紹介 - セールスフォース・ドットコム
私の遭遇した指摘事項に加えて、様々な注意事項が動画で開設されています。是非、ご参考ください。

メガネチェックの指摘

試験中、メガネをしていると、1問目の途中で画面が切り替わり、「メガネのすべての面をカメラに写してくれ」と試験官から要求されます。メガネを使った撮影やカンニング防止ですね。

私の場合はメガネをカメラに写すのが不十分だったのか、さらに画面が切り替わって試験が一時中断し、試験官とチャットをして対応することになりました。5分ぐらい待つと、試験官とチャットができるようになり、メガネを映してOKをもらいました。このとき、Kryterionでは日本語の入力ができないため、英語でのやり取りになります!

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メガネ指摘時に表示される画像を再現しました。このような画像に画面が切り替わり、試験が中断されます。

マイク不備の指摘

試験アプリケーションである「Kryterion Sentinel」は、起動時にカメラとマイクを設定する必要があります。起動画面で、PC上のカメラとマイクのリストが表示されますので、選択して試験を開始しましょう。

このとき、なぜか選択せずに試験開始することもできてしまうのですが、その場合、試験中にマイクを選択するよう指摘されます。(指摘されました。)

Kryterion Sentinelを途中で終了したときの対処法(超重要)

Kryterion Sentinel起動時に、私の環境では、なぜか起動画面のリストにマイクが表示されておらず、そのまま試験を開始することができてしまいました。しかし前述の通り、メガネチェック指摘中に、試験官からマイクも選択するように指摘されました。起動時にマイクがリストに無かった旨を伝えると、

「Kryterion Sentinelをいったん終了して、PCの確認し、その後Kryterion Sentinelを起動して再開してください」

と指示されました。指示通りKryterion Sentinelを終了し、Windowsのマイク設定を調整し、再びKryterion Sentinelの起動を試みました。

このようにPC不調などで、Kryterion Sentinelを再起動しなければならないときがあります。Kryterion Sentinelは、WebAssessorサイト上の「試験開始」ボタンから起動するのですが、一度起動するとサイト上の「試験開始」ボタンは非表示になり、特別な手続きをしないとKryterion Sentinelを再び起動することはできなくなります。*1

Kryterion Sentinelを再び起動して、試験を再開するには、Kryterionのサポートサイトへ行き、チャットからサポート担当者へ連絡を取る必要があります。こちらにも案内があります。(試験会場について - セールスフォース・ドットコム

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Kryterionのサポート画面。チャットは右下から開始できます。

サポートチャットでは、表示は日本語ですが、担当者は英語話者です。日本語でお願いすると、(たぶん)機械翻訳の日本語で応対してくれるようになります。こちらからのメッセージも(たぶん)機械翻訳されて英語になっているので、機械翻訳の気持ちに寄り添い、担当者にうまく伝わるような日本語を入力しましょう。

「マイク不調で試験中断したため、再開したい」旨を伝えると、「試験時間をリスケし、ちょうど今の時間から再受験できるようにしました」と返事をもらいました。WebAssessorをみると、無事「試験開始」ボタンが再び表示されており、受験できるようになっていたので、お礼を伝えてチャットを終了しました。

「試験開始」ボタンからKryterion Sentinelを起動し、無事、PC本体のマイクを利用して試験を再開することができました。(なお、まだ1問目の途中での終了だったため、試験再開によってこれまでの回答内容がクリアされてしまうかどうかは、分かりません。)

(参考)サポートチャットの内容

ちなみに、サポート担当者の方とのやり取りはこんな感じでした。(サポート担当者の方の日本語は手直ししています。)

サポート(以下、サ)「Thank you, how may I assist you? 」
私「日本語はOKですか?」
サ「大丈夫です」
私「試験中に、Audio device一覧にマイクが表示されなかったため、試験が中断されました。マイクの接続を変更したので、試験の再開をしたいです。 」
サ「承知しました。少しお待ちください。」
サ「21:15に試験のスケジュールを変更しました。起動ボタンは、予定時刻の10分前までから20分後に使用できるようになっているはずです。しばらくお待ち下さい。」
私「ありがとうございます!起動ボタンが表示されました。」
サ「どういたしまして。他に何かお手伝いできることはありますか?」
私「もうありません。すべてOKです」
サ「Kryterionテクニカルサポートにお問い合わせいただきありがとうございます。良い一日を!安全で健康を保ちましょう!」

(※受験は20:30から始めていて、このサポートと連絡を取った時は、ちょうど21:15ぐらいでした。)

ヘッドセット不可の指摘

前回は意識していなかったのですが、今回はマイク不備を指摘されたのもあって、「マイク必要なのか!?」とヘッドセットを装着して受験したところ、「ヘッドセットは外してください」と指摘されました。

答えを聞いてる可能性があるので、そりゃあそうです。色々トラブルが起こっていて、テンパっていました。

試験中、マイクは必要なのですが、ヘッドセットは不可です。

問題文読み上げ指摘

独り言でも、何かしゃべっていると注意されます。

試験が一時停止し、画面が切り替わり「問題文を読み上げないでください」と表示されます。

また逆に誰かが、答えを口頭で教えている可能性も考えられますね。このために、マイクがきちんと機能している必要があるんですね。

最後に

いろいろとトラブルも多かったのですが、そのおかげで前回の受験記より多くのナレッジを得ることができました。これらのトラブルシューティングが、これからオンライン受験する皆さまの手助けになれば幸いです。

*1:なお、WebAssessorサイト上の「試験開始」ボタンのあった場所には、代わりに「試験は進行中です。サポートに連絡してください(xxx-xxx-xxxx)」とKryterionサポートの米国電話番号が表示されています。が、この電話番号にかけても、米国外からの電話サポートは受け付けていないようで、自動応答音声がKryterionサポートサイトのURLを繰り返し読み上げてきます。ディストピアSF映画の雰囲気が、とても味わえます。

また、Kryterion Sentinel本体は、Windowsだと「Program Files(x86)」フォルダにあるのですが、直接起動してもエラーになり起動できません。