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勤怠計算についてチーム内勉強会を開催しています

こんにちは。QAエンジニアの石原です。
現在TSFエンジニアリングチームでは、勤怠計算の勉強会を毎月開催しています。
本記事では、この勤怠計算勉強会についてご紹介します。

なぜ勉強会を開催するのか?

多くのお客様にご利用いただいているTeamSpiritの勤怠管理機能の中で、特に重要なサブ機能の1つが労働時間などを算出する勤怠計算の機能です。
勤怠計算は労働基準法などの法要件に基づいて行われ、固定労働制、フレックスタイム制、変形労働制などの勤務体系によって計算方法が異なります。
また、TeamSpiritの勤怠管理機能には、お客様の運用に合わせて柔軟に設定できるように勤怠計算に関連する様々な設定項目が用意されています。勤怠の入力パターンも、残業、遅刻、早退、休暇、休日出勤など様々なケースがあります。

勤怠計算機能の開発やテストを担当するメンバには、上で述べた法要件、TeamSpirit自体の機能、入力パターン等のいわゆるドメイン知識が欠かせませんが、習得するのは容易ではありません。
このため、現状では勤怠計算の開発やテストができるメンバが限られてしまっており、TSFエンジニアリングチームの課題となっています。この課題を解消するための取り組みの1つとして、勉強会を開催することにしました。

勉強会の内容

勉強会は、TSFエンジニアリングチームのQAである私(石原)ともう1人のQAメンバの計2人で交代で開催しています。
私が担当する勉強会では、勤怠計算初心者〜中級者の方を対象に、計算方法を理解し、基本的なパターンについて労働時間等の各項目の値を自力で計算できるようになることを主な目的としました。
参加者の方には事前に勤怠計算の仕様書を読んできていただき、勉強会の時間では私が作成した練習問題を解いていく構成としました。

練習問題の内容を少しご紹介すると、例えば残業に関する問題はこんな感じです。

固定労働制で以下の勤務をした場合、各項目の値はどのようになりますか?
・出社 9:00
・退社 19:30
・休憩 12:00-13:00
・残業申請(17:30-19:00)を申請済み

※勤務体系の設定(始業終業時刻や所定労働時間など)も問題内で提示していますが、ここでは省略します。

当初はQAメンバ向けに開催する予定でしたが、TSFエンジニアリングチーム全体向けにした方がよいのではと提案をもらったので、チームの方ならばどなたでも参加できるようにしました。

勉強会の様子

コロナ禍でチームメンバの多くは自宅からのリモートワークなので、勉強会は毎回オンラインで開催しています。
練習問題を1問ずつ時間を決めて実際に解いてもらい、その後に答え合わせと解説をするという形式で進めます。単なる座学にならないよう、参加者の方には、計算結果とどのように考えて計算したかを答え合わせの前に発表してもらうようにしています。

先月開催した勉強会では、QAメンバ、開発メンバ合わせて7名が参加してくれました!

勤怠計算勉強会に参加してくださった皆さん

最後に

勤怠計算の勉強会を開催することによって、自分自身の知識の棚卸しにもなりました。
勉強会で使用している練習問題は勤怠計算の一部の範囲しかまだカバーできていないので、練習問題の拡充と勉強会開催を継続しつつ、今後も引き続きチームの課題解消に取り組んでいく予定です。