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QAエンジニアが認定スクラムマスター研修を受けてみました

はじめに


こんにちは、QAエンジニアの岡内です。
今回は、私が認定スクラムマスター研修を受講した感想をお話します。

受講した認定スクラムマスター研修


2024年07月24日から26日の3日間、株式会社アトラクタが主催する認定スクラムマスター研修を受講しました。 www.attractor.co.jp

座学とワークショップにより、スクラムについて体系的に学びました。

受講したかった理由


「スクラムおよびスクラムマスターを体系的に理解し、スクラムチームと関わることができるようになりたい」

この研修を受講する2024年07月までの、私の業務についてお話します。
私はミッドマーケット向け製品のQAをしています。
ただし私が所属するのは特定の機能開発をするチームではなく、QAエンジニアのみで構成されるリグレッションテストチームというサブチームです。
ミッドマーケット向け製品の開発体制は、こちらをご覧ください。 teamspirit.hatenablog.com

リグレッションテストチームは、他チームのサポートを行うことがあります。
より適切なサポートを行うために、今よりも他チームのことを理解したいと考えるようになりました。

他チームのうち、サポートを行う頻度の高いチームはスクラム開発を行っています。
スクラム開発について理解することができれば、今よりも他チームのことを理解することができるのではないかと考えました。

書籍や動画を使用して学習していましたが、独学ではスクラムマスターについて体系的に理解することに限界を感じるようになりました。

受講した感想


受講したかった理由である「スクラムおよびスクラムマスターを体系的に理解し、スクラムチームと関わることができるようになりたい」には、近づけたと思います。
この研修によってスクラムについて座学を受けたことも要因の1つですが、ワークショップの中で次の2つの気づきがあったからです。

1. 「ユーザー」は、誰のこと?

業務に誰かと話す中で「ユーザーにとってこの機能は(以下省略)」のように、ユーザーという言葉を使うことはありませんか?
私はユーザーと使ってしまうことがありますが、話す相手とユーザーの指す姿が一致しているのでしょうか?
研修中、何だか話が嚙み合っていないと感じたときに、ユーザーの指す姿を質問してみると、話し相手と一致していないということがありました。
ついつい使ってしまう「ユーザー」、この指す姿が話し相手と一致しているかどうかは業務でも役立ちそうです。

2. その機能は、どんな価値を届けるため?

機能開発をしていると、ついつい色々な機能やオプションを付けたいと思うことはありませんか?
しかしそれは、本当に価値を届けるための行動でしょうか?
研修中、機能を増やすことに注力しそうになってしまったとき、どんな価値を届けたいのかをチームに問いかけることによって立ち止まることが出来ました。
QAである私にとって価値に着目するのは自然なことではあるものの、その価値が指すものがチームと同じなのか気を付ける必要がありそうです。

受講後に工夫したこと


他チームのサポートが無い時期であっても、受講したことの中で活用できたことがあります。
それは、リグレッションテストチームで行うふりかえり手法を変えることです。

リグレッションテストチームが使ったことのある手法として、それまではKPTを高頻度で使っていました。
チーム内で意見を言いにくいという雰囲気こそ無いものの、私たちリグレッションテストチームのメンバー同士で考えや思いを伝えやすくする手法があるのではないかと考えました。
そして、KPTではない2つの手法を使い分けるようになりました。

温度計

温度計とは、感謝・気づき・興味・提案・希望の問いに答えていく手法です。
こちらのふりかえりカタログを参考にしました。
speakerdeck.com

リグレッションテストチームとして経験の浅いテストを実施した後のふりかえりで、この手法を使用しました。
こちらは、実際にリグレッションテストチームのふりかえりに使用した温度計です。
イラストは、フリー素材集のいらすとやから探しました。
①にあるように、興味から改善アイデアが出ることがありました。
温度計_イメージ

3匹の子豚

3匹の子豚とは、童話「3匹の子豚」に出てくる藁の家・木の家・レンガの家に見立てて意見を集める手法です。
藁の家は今にも崩れてしまいそうなこと、木の家は凡そ問題は無いが改善できそうなこと、レンガの家は盤石なことを指しています。
こちらのブログを参考にしました。
qiita.com

リグレッションテストチームとして何度か経験のあるテストを実施した後のふりかえりで、この手法を使用しました。
チームメンバー全員が童話「3匹の子豚」を知っており、藁の家・木の家・レンガの家のイメージが一致しやすかったです。
こちらは、実際にリグレッションテストチームのふりかえりに使用した「3匹の子豚」です。
イラストは、温度計と同様にフリー素材集のいらすとやから探しました。

①は、藁の家から木の家になるためのアイデアを考えた様子です。
②は、木の家からレンガの家になるためのアイデアを考えた様子です。

3匹の子豚_イメージ

おわりに


研修に含まれるワークショップで、業種や職種の違う皆さんと関わる中で話し合うことの大切さを改めて実感しました。
研修の時には言葉を尽くしているものの、普段の業務のときはついつい説明を省いてしまっていることがあるかもしれないと思います。

スクラムについて学ぶ研修でしたが、相手と同じゴールに向かっているが言葉を尽くす大切さを実感できた機会でもありました。