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Mac から Windows へ乗り換えました!

Mac から Windows へ乗り換えました!

皆さんこんにちは。Joeです。 この度 3年ぶりに開発端末を Mac から Windows に乗り換える事にしましたので その時の感想を記載したいと思います。

この投稿はチームスピリット Advent Calendar 2023 - Adventar の3日目の投稿になります。

なぜ Windows か?

これまでの約3年間、自分は開発端末としてMacを利用していました。 当時は WSL がまだ未検証で 開発では Mac の方が Bash が使える事や HomeBrew で簡単に依存ライブラリをインストールできるなどのメリットがあったため、「開発には Mac」という感覚がありました。

しかし実際のお客様の環境はほとんどが Windows 環境であり、 Windows を利用していた方がお客様の環境に近い状態で確認する事ができるメリットがあります。

これまで公式のWindows上で Bash を利用できる環境はありませんでしたが、 WSL(Windows上でLinuxを動かす仕組みの事です) が安定して稼働していることをきっかけに端末の更新時に思い切って Windows 端末に変更をお願いする事にしました。

Windows への移行

Mac端末から Windows 端末への開発環境の移行はスムーズに行う事が出来ました。 wsl を有効化すれば、後は Ubuntu 上で環境構築を行う事ができるので後はUbuntuの apt-get コマンドを利用して必要なライブラリをインストールできました。 最後に開発で利用している vscode の設定ファイルを移行してサクッと完成させる事ができます。

Mac 時代に作成したシェルスクリプトも難なく動作し、 今では Mac と遜色なく動作するようになりました。 キーボード・マウスも以前利用していた私物の物をそのまま利用できるので開発環境の移行はそれほど困難ではありませんでした。

乗り換えた結果

良かった事

最大のメリットはなんと言っても Windows 環境でプロダクトの確認を行う事ができる点です。 特にスクロールバーや選択ボックスといったOSのデザインに依存する要素は Mac で確認するのは困難を極めました。 Windowsではスクロールバーが常に表示されるので、 Macで開発してWindows 環境で動作させると、 「あれ?デザインが崩れている」と言った事がしばしばありました。 Windows 環境なら最初からWindowsで確認できるので、 デザインがどうなっているかを開発段階の初期から確認する事ができます。

次点として、 Mac と比較すると 性能が高い物を利用する事ができる事です。 この部分については詳細はお話できないのですが、以前よりも快適に開発ができるようになりました。 (もちろんMacでも問題はありませんよ!)

良くなかった事

一つは vscode について、一部の拡張機能は利用できないものがあります。(特にアトラシアンの拡張機能など) これについては WSL が Windows 内部の仮想環境で動いている事に起因するものでvscodeでアカウントにログインできない等の問題が発生する事があります。

二つ目は npm のビルドがまれに OOM killer によってキャンセルされてしまう問題が発生しました。 恐らくなのですが、 ubuntu だと npm でフルコンパイルを行うライブラリがあるのかもしれません。 npm の OS 差異によるライブラリは注意した方が良いと思います。

まとめ

まとめとして チームスピリットでは Win / Mac 両方で開発する事ができ、 私のように Mac -> Win に移行した場合でも同じように開発を行う事が可能です!