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Product Management Night Tokyo at TeamSpirit 参加レポート

こんにちは!サービス開発チームの松田 (id:a-matsuda)です。
今年1月15日、チームスピリットセミナールームにて、Product Management Festival(PMF)主催のMeetupイベント「Product Management Night Tokyo at TeamSpirit」が行われましたのでレポートします!

Product Management Festival(PMF)とは

Product Management Festival(PMF)は、スイスのチューリッヒに本部があり、欧米やアジアを中心にプロダクトマネジメントに関する最新情報やイノベーション、実践を通じた成功や失敗事例の共有を通じて、プロダクトマネジメントの発展を支援する非営利組織です。今回、PMFが日本で初めてMeetupイベントを開催するにあたり、チームスピリットはイベント企画や会場提供等で協力しました。

productmanagementfestival.com

今回の「PM Night Tokyo」は・・・

記念すべき第1回目は、「NewsPicks」のプロダクトオーナーとして活躍する大日田貴司氏と、B2B SaaS「TeamSpirit」のシニアプロダクトマネージャーとして奮闘する小泉剛氏が、日々向き合っているプロダクトマネジメントについて語りました。

募集枠50名に対して100名を超える応募!

connpassで参加募集を行ったのですが、なんと募集枠50名に対して100名を超える応募をいただきました!プロダクトマネジメントや、グローバルトレンドへの興味関心の高さが伺えますね。当日は50名弱のみなさんが、セミナールームに集合しました。

PMF Ambassador Vegaさんよりご挨拶

さあ「PM Night Tokyo」が始まります!

まず最初に、PMF Amvassador Vegaさんより、PMFの成り立ちや取り組みについて紹介がありました。PMFでは、プロダクトマネジメントのトレンドを発信すべく、様々なデータをまとめてレポートされているそうです。日本にいると日本国内のトレンドばかりに目が行きがちですが、グローバルに戦っていくプロダクトを作っているのであれば、プロダクトマネジメントのトレンドもグローバルを追いかけていきたいですね。 

「Build to Think」by Takashi Ohida, Head of Product Design, NewsPicks

大日田さんは、スタートアップから大手企業において様々なプロダクト開発に携わってきた百戦錬磨のプロダクトマネージャー 。これまで、グリー株式会社でSNS事業を率い、株式会社リクルートホールディングスでは複数の新規事業の立ち上げや海外投資案件に従事。株式会社XIMERAにて取締役CTO、株式会社Schooでプロダクトオーナー及び子会社取締役を経て、2018年1月より株式会社ニューズピックスに参画し、プロダクトオーナーとして活躍されています。

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今回は「Build to Think プロダクトデザインの方法論」と題して、プロダクトデザインの重要性と方法論についてお話しされました。

プロダクトデザインの重要性

プロダクトデザインは、何を作るのかを決めること。何を作るのかは未来のどの場所に行きたいかを考えること。何をしても必ずどこかにたどり着くが、いい場所も悪い場所もある。プロダクトマネジメントの有無で、たどり着く場所が全然違ってくるというお話です。

そして、プロダクトデザインがなぜ重要かというと、実装(大きな投資)前に成功可能性を上げるための取り組みだから。成功可能性の高いものに投資するために大事なフェーズがプロダクトデザイン、ということですね。

プロダクトデザインの方法論

正解のないプロダクトデザイン。未知のものを考えるには仮説検証のサイクルが必要で、いかに仮説の精度を上げるかがプロダクトの成功を左右する。

大日田さんは、仮説の精度を高めるために、思考のための具現化(Build to think)を行うことを大切にしているそう。「NewsPicks」のアプリ開発において、設計は「論理設計→体験設計→仕様設計→実装」というプロセスで進めており、特に体験設計のフェーズでは、検証に必要な画面は完成品レベルで作り込み、確度の高い仮説検証を行っているとのこと。

「NewsPicks ACADEMIA」での仮説検証の事例を紹介いただくことで、完成品に近い具現化をして検証していることがよくわかりました。

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プロダクトマネージャーとして成長するのに必要なスキルとマインドセット by Tsuyoshi Koizumi, Senior Product Manager, TeamSpirit

小泉は、チームスピリットのシニアプロダクトマネージャー。7年以上の経験を持つ、BtoB SaaS のプロダクトマネージャーで、ソフトウェアエンジニア出身です。アドバンテッジ リスクマネジメント社にて、ユーザー数200万人を超えるプロダクトへ育てることに成功。現在は、チームスピリット社にてシニアプロダクトマネージャーとして、中堅・大規模企業向けの勤怠・就業、工数・プロジェクト管理、経費精算システムの開発を行っています。

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今回はプロダクトマネージャーに必要なマインドとスキルについてお話しました。

必要なマインド

大日田さんの「プロダクトマネジメントの重要性」で話されたことと共通していました。プロダクトマネジメントが存在せず、要望ベースで機能追加すると、いつかどこにも進めなくなる。機能を追加することは限られたリソースを投資することであり、この課題解決に投資する必要があるのか、そして課題をどうやって解決するのか、に全力を使おう!

必要なスキル

「この課題をどうやって解決するのか」を見つけていくプロセスの中で「意思決定」をし続けていくのがプロダクトマネージャー 。「意思決定」が大事なスキルであると強調していました。

そして最後に、プロダクト開発に携わるもの全員が持つべきマインドセットについて。製品開発のアイデアは半分以上がうまくいかない。ロードマップに機能を載せてリリースしたらOKではなく、ある課題を解決することができたかもしれないし、そうでないかもしれない。それくらいに思ってインパクトを見続けようというメッセージが印象的でした。

Drinks/snakes and networking

プレゼンテーション後は、ピザとアルコールを交えた懇親会を実施しました。

参加者同士で、本日の登壇内容について意見を交わしたり、日々のプロダクトマネジメントの困りごとなどをシェアするなど、活発に会話が行われていました!

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まとめ

大日田さんと小泉の発表に共通していた「プロダクトマネジメントの重要性」。何をしても必ずどこかにたどり着くが、その先どこにも進めないような場所ということもある。どこにたどり着きたいかを決め、そこに向かっていくために仮説検証をやり続ける。意思決定をし続ける。プロダクトマネージャーの仕事の重要性を、改めて実感したお二人のお話でした。

次回の「Product Management Night Tokyo」はfreeeさんで実施予定です。プレゼンテーションでは、その会社、その現場のプロダクトマネージャーならではの事例がたくさん出てくると面白くなりそうですね!次回もとても楽しみです。

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