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仕事をうまく進めるためのTips

社内IT担当の小林です。今年もAdvent calendar書きます! クリスマスに月並みなテーマですが、気付けば仕事かド●クエしかしてない(しかも大してやりこんでない)この頃、仕事で煮詰まった時に見返したり見てもらえたら良いなーというトピックを選んでみました。

0. やりがいをもって仕事をするために

仕事のやりがいってひとそれぞれですよね。今日のテーマも、(書き方の問題もありつつ)人によって共感するしないははっきり分かれるかもしれません。

ただ、1以降は方法論としてはどんな仕事をやるためにも当てはまると思うので、本項共感できなかったら1以降を参考にしていただければ幸いです。

ここでは自分をいちペルソナとして読者はこんな人かな、というのを書いてみます。

私が仕事でやりがいを感じるのは、難しい問題を解決した時です。将来的には、解決によって世の中に貢献できた時と言いたいです。。

世の中には人に興味を持つ人と、物事に興味を持つ人に分かれるそうです(転職前の人事面談で人事の人から聞いた話)。自分は物事に興味を持つ人なので、例えばお客様や目の前の人のために役に立つには、その人が喜ぶ顔だけではモチベーションが足りなかったりします。

このような人間が仕事をうまく進めるためには、ひたすら問題を見つけて解決する方法論を体得する他ありません。問題解決を生業とするコンサル業界にいたとき(というと怒られるレベルのペーペーだっだけど)に読んだ本の内容をやっと自分なりに昇華し実践できてきている気がするので、問題解決の方法論を自分なりにまとめてみます。

1. 求められていることを理解する

仕事では、いかにバリュー(価値)を出すか求められます。もう少し具体的に言うと、ミッション(ここでは組織や人に課せられたゴールと定義)に対していかにコミットするかです。いかにコミットするかというのは、いかに速く高品質の成果を出すかです。高品質というのは、例えば費用対効果が高い、関係者の納得感・満足度が高いとかその時々によって定義が変わると思います。

ということはその時々によって求められることが変わります。なので安定してValueを出すためには、ミッションそのものを正確に理解し、品質を定義し、期限を定義した上でその仕事を進めていく必要があります。こうして期待値を定義することで、相対的な尺度に近い「速く」「高品質な」成果を出しているかどうか評価できるようになります。

ミッションの理解と成果の評価基準の定義、この2つを比較的高い階層の仕事(職、プロジェクト)でやります。

ただ、後続のステップで新たな問題を見つけたり、トラブル等で計画通りにデリバリできなかったり、コロコロ優先順位が変わったりすることが多々あるので、実際には情勢変化や知っている情報がアップデートされるごとに見直すことになります。

2. 問題を特定し、課題を定義する

ミッションを理解したところで、その達成の障壁となっている事象(=問題)を明らかにします。問題とは、理想の状態(=ゴール)と現状のギャップを指します。問題を洗い出し、ゴールに到達するために最も解決する必要性が高い問題を特定します。

問題を特定したら、ゴールと現状のギャップを埋める(=問題を解決する)ためにしなければならないことを定義(=課題)します。

1.と同様、情勢の変化によって問題や課題も変わりうることを念頭にしつつ、今集められる情報では課題をこう定義する、というように思い切って仮説を立ててさっさとステップを進めることが重要です。

と、文章で書くと数行程度で完結しますがこのステップは非常に難しいです。初めに置かれた状況や持っている情報だけだと、そもそも問題を洗い出すのに不十分であったり、誤った方向で課題を定義してしまったりします。文献等の理論を参考にしつつ、地道に経験しながら体得していくものなんだと思います。

文献の例として、個人的には「イシューからはじめよ 安宅和人著」という本をお薦めします。コンサル時代の上長から薦めてもらった本で、当時は正直ピンと来なかったけど、理論や記述が明確でとても分かりやすいです。

3. デリバリする

課題を定義したら、おおよそのWBSを組み立てます。プロジェクトだったら必ずしも自分がプロジェクトのWBSを作るとは限りませんが、頭の中におおよそイメージしておいた方が良いです。別の人が作ったWBSが正しい(現実的なスケジュールである、抜け漏れがない、特定の人に負荷がかかりすぎないようになっているなど)とは限らないので。

組み立てる時のポイントとしては、タスクに着手するトリガーと完了基準を決めておくことかと思います。タスクの進捗を管理する上で、なぜタスクが進んでいないかやタスクの抜け漏れ要因を特定することにつながるからです。

WBSを組み立てたら、ひたすら自分のタスクを進めるのとプロジェクト(ルーティン作業の場合はチームとかの管理単位)全体をモニタリングし、遅延リスクを察知して策を打つなどして進捗を管理します。これをプロジェクト終了まで(ルーティンの場合は一定期間などの管理単位)続けます。

4. 評価し、次に活かす

デリバリを終えたら、そのプロジェクト/ルーティンでやったことが問題の解決につながったか、そしてミッション遂行につながったか、どれだけの価値を出したか評価します。問題レベルではプロジェクトメンバーで、ミッションレベルではミッションを課した会社と、あるいは内省的に振り返り、評価し、もっと価値のある仕事をするために改善すべきところを決めたりします。

これを地道に繰り返して問題解決スキルを向上させることで、より価値が高い仕事をできるようになり、社会に貢献したり、責任ある職についたり、高い報酬を得ることにつながり、結果的に仕事のやりがいもより高いレベルになっていくと思います。

仕事のやりがいは人それぞれですが、本稿を書きながら来年も向上心をもって仕事に取り組もうと自己完結してました。仕事で壁にぶつかっている人がいたら、少しでもTipsになれば幸いです。

コロナ禍で大変な世の中ですが、皆様良い年末年始をお過ごしください!

今年は(も)大人しくド●クエ進めることにします。いいガチャ来ないかなー。。