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Salesforce認定資格の話

こんにちは、開発チームの畑本です。約3年近く在籍していますが、実はこちらのブログに書くのは初となります・・・

先日、Salesforce 認定アプリケーションアーキテクト資格を取得できました!これで9個目の資格となります。

これを機に、Salesforceの認定資格について色々ご紹介させて頂ければと思います。

Salesforce認定資格とは?

文字通り、Salesforceプラットフォームに関連するいわゆるベンダー資格です。

Salesforce上での様々な業務に関連した資格があり、試験に合格することで業務上必要な能力があることを証明できます。こちらから資格の一覧や受験ガイドを参照できます。 資格一覧 - Salesforce

Trailheadにも解説記事があります。自分のジョブに対応した受験すべき資格を見つけることができます。 https://trailhead.salesforce.com/ja/credentials/administratoroverview/

どの資格を取るか

まず最初に認定アドミニストレータか認定Platformアプリケーションビルダーを取るのがおすすめです!以下の流れで基本資格から上位資格にステップアップできます。

・管理者・コンサルタントコース

まず基本資格となる「認定アドミニストレータ」に挑戦しましょう!Salesforceに関わるひと通りの機能を学ぶことができます。
その後は以下の上位資格に挑戦できます。

  • 認定上級アドミニストレータ:組織管理の実践的な業務知識を学ぶ
  • 認定Sales Cloudコンサルタント:Sales Cloud機能(商談、売上予測、キャンペーンetc)に特化した業務知識を学ぶ
  • 認定Service Cloudコンサルタント:Service Cloud機能(ケース、ナレッジetc)に特化した業務知識を学ぶ
・開発者コース

基本資格として「認定Platformアプリケーションビルダー」と「認定Platformデベロッパー」があります。アプリケーションビルダーが宣言型(ノンコーディング)開発、デベロッパーがコーディング開発と覚えてください。
アプリケーションビルダーはカスタマイズの幅が広がるので管理者にもお勧めの資格です。
それ以降の上位資格はまた様々です。更にSFの技術を極めるには「認定上級Platformデベロッパー」、画面開発に必須な技術に関わる「認定JavaScriptデベロッパー」 資格、 より上流の観点から包括的にシステムを理解する「アーキテクト」関連資格もあります。

どうやって資格を取るか

基本的にオンデマンド試験に合格すれば認定されます。Webassessorというシステムで受験申込を行いますので、まずはこちらのサイトにユーザ登録しましょう。 https://www.webassessor.com/wa.do?page=publicHome&branding=SALESFORCEJP ※初期登録したメールアドレスはユーザIDとして今後ずっと使いますので、なるべく使いやすいアドレスを登録してください。

受験方法には2種類あります。「オンサイト監督」は 国内各地にあるテストセンターの端末で受験します。本人確認書類(2種類)をお忘れなく! 一方、「オンライン監督」は自分のPCで受験します。テストセンターに行かなくて済むのが利点ですがPCセットアップの手間が難点です。。こちらのサイトで注意点を確認しましょう。 オンライン受験のご紹介 - Salesforce

受験費用の決済方法も2種類あります。通常はクレジットカード決済ですが、代わりにバウチャーコードを使うこともできます。 バウチャーは主に企業が一括購入して従業員に配布するためのものですが、Salesforceのイベントで配布されることも・・・!?

試験に合格するには

基本はTrailheadを使います。Salesforceに関する知識はすべてTrailheadに集約されていますので、これを使わない手はないです。

基礎学習

資格対策に特化したTrailmix(複数の学習コンテンツを一纏めにしたリスト)が公式/非公式問わずありますので、まずこれに沿って学んでいきましょう。

trailhead.salesforce.com

trailhead.salesforce.com

Trailheadのモジュールやプロジェクトは実際にSalesforce組織を操作して再現できる手順が掲載されていることが多いです。ただテキストを読むだけでなく、自分で設定手順を再現することでより理解が深まります。
また、モジュールの中には参考資料としてヘルプページへのリンクがあります。詳細な仕様はこちらに記述されているので、こちらもできる限りチェックしましょう。

直前対策

試験直前になったら、「認定試験に向けた学習」トレイルを履修しましょう。試験本番の多肢選択形式で出題されたサンプル問題を参照できます。

trailhead.salesforce.com

trailhead.salesforce.com

また、Salesforce主催の有償/無償トレーニングも随時開催されています。特に無償トレーニング「Certification Days」ではWebAssessorで使える割引クーポンも貰えるのでおトクですよ。 www.salesforce.com

認定資格の出題内容は受験ガイド記載のトピック別出題比率に沿って出題されるので、出題率の高いトピックを重点的に復習しましょう。もし不合格になってしまったら、Webassessorからトピック別正答率が確認できるので苦手分野を復習しましょう。

合格したら

合格おめでとうございます!初めて資格を取った場合は、まずWebassessorとTrailheadをリンクしましょう。操作はTrailheadから行います。 quip.com

リンクが完了したら、こんな感じにTrailheadのプロフィールに資格情報が表示されます。これでみんなに自慢できますね! https://trailblazer.me/id/hatamoto-t

Trailhead画面

またTrailheadとのリンクにはもう一つ重要な理由がありまして・・・ Salesforce資格は、Trailheadの資格更新バッジを取らないと失効します。 資格更新バッジは「認定資格の維持」トレイルにまとまっているので、定期的に確認しましょう。(だいたい年1回ペース)対応するモジュールのバッジを取ることで資格の有効期限が延長されます。

なぜ資格を取るか

業務でSalesforceに携わる方の中でも、認定資格に興味のない方は案外いらっしゃいます。「資格取る暇があれば業務に関わる作業した方がいいよ」と思っている方も多いです。確かに業務独占資格と違って必須の資格ではないかもしれません。でも取る理由は色々ありますよ。

①Salesforceパートナー企業にとって重要

Salesforceとパートナー契約を結ぶ際に資格者要件があるため、起業する場合に有資格者を集める必要があります。また社内の有資格者の人数はパートナー企業のスコアリングに反映されます。

②Salesforce関連企業で優遇される
そんなわけで、パートナー企業では社員の資格取得を促すために様々な奨励策を取っている事が多いです。受験費用の補助があり、合格時に報奨金が支給されることもあります。
なお弊社には資格手当制度があり、資格保持者には保有資格に応じて毎月支給されます!

③業務経験から得られない技術を学べる

Salesforceの資格試験では多数のトピックから出題されますが、その中には業務で使ったことがない機能が含まれている事があります。試験を通じて、自分がまだ学び足りていない技術が浮き彫りになります。

④足りない知識を補うことでより良い活用ができる

「業務で使わない知識は、要らない知識なんじゃないか?」と思われるかも知れません。けどその技術を知っていれば、過去の業務でより良いシステム構築ができていたということはないでしょうか?新しい技術を学ぶことでそんな可能性に気付くことができます。

これからも様々な認定資格を取れるように学び続けていきたいと思っています。 同じ思いを持っている方、一緒に勉強しませんか?社内外問わず一緒に勉強できるもくもく会を定期開催しておりますので、ぜひ来てくださいね! (最後に宣伝です😅) sfsaturday-tokyo-kyobashi.connpass.com