チームスピリットデベロッパーブログ

チームスピリット開発者のブログ

180度変わった業務環境で開始した業務の話

こんにちは! 4月に入社したQAエンジニアの仲です。
リモートワークで悪戦苦闘しながらも業務に慣れてきましたので、エントリーブログを書かせてもらいます。
本記事では入社以降指で数えられる回数(2回)しか物理出社を行わずリモートで業務を行い感じたこと、自動テストを触ったことない人間が初めて自動テストに着手した話を書きます。

入社後すぐに始まったリモートワーク

前職でもQAやテストエンジニアを行っており、大量の機材で評価を行わなければならず、リモートは無縁の人生だと思っていたのですが、COVID-19の影響により入社日とその週末の二回しか物理出社を行わず、すべての業務をリモートで行っています。

リモートの利点
  • 通勤時間などの移動時間がない
  • 業務環境を自由に変えられる
  • 作業に集中できる

長期間のリモートでの業務の利点として感じたことはやはり自分に使える時間が増え、かつ自分のペースで業務が行えることでした。
業務環境の作成に時間はかかりましたが現在は立ち/座りを切り替えながら業務を行っています。
高低差を切り替えられるスタンディングデスクは有能です。

リモートの欠点
  • 社内のメンバーの細かな輪郭がわからない
  • 体内時計の変化
  • 業務環境に変動がありすぎる(部屋が寒かったり暑かったり)

長期間のリモートでの業務の欠点として感じたことしては、1からの人間関係の構築がすごく難しいことです。
いくらビデオ通話などで顔を合わせて会話をしていても表情や声のみでは深く知ることがとても難しく感じています。
また自宅で汗まみれになりながら業務を行っていると会社の空調がいかに素晴らしいか思ったり。

初めてのテスト自動化について

私のチームでは統合時に不具合が発生していないことをAutify(https://autify.com/ja )を用いて自動テストを行い確認しています。
私は前職でも品質に携わる業務を行っていたのですが、自動テストに携わることは一度もなく、初めての取り組みとなりました。
自動テストのイメージとして以下のようなイメージを持っていました

  • 自動テストの作成ができるようになるまでに工数が異常にかかってしまう
  • コーディングスキルがなければ作成が難しい
  • 上記の理由から自動化を導入するハードルが高い

そのため自動化については興味を持っていたのですが、いざ自動テストの作成を依頼されたときは結果が出せるのか心配でした。
実際にAutifyを触り始めて3か月ほどたちますが、私が懸念していた問題を感じることなく運用が行うことができ、現在はテストシナリオの作成・運用を行っています。
3か月という短い時間で運用できているのはAutifyではページ上で操作を行うだけでテストシナリオを作成できるため、作成が容易であるからではないのかと感じています。
作成したテストシナリオにおいて何をやっているのかがわかりやすかったことも挙げられます。

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Autify_Testscenario
またテストシナリオ実行中にJavaScriptを組み込むことができるため、Autify本来の機能 + αで的確なテストシナリオを作成することができます。
現在はJavaScriptの勉強を行っており、わずかですがテストシナリオの中に組み込んでおります。
チームスピリットでは今後も自動テストに力を入れるためにQAチーム全体でJavaScriptの勉強を始めております。

Autifyについてはそのほかにも記事があります

teamspirit.hatenablog.com

teamspirit.hatenablog.com

teamspirit.hatenablog.com

まとめ

リモートでの業務や初めての自動化の着手などには慣れてきましたが、会社の一員になれているのかと考えてしまうことがあります。
しかし現状の環境を変えることは難しいので某漫画風に言うならば配られたカードで現状をプラスの方向に受け入れて行こうと思っております。
…とはいえどこかへ遠出とはかけ離れた生活となってしまっていますので、外出をしたいですね。

テクニカルサポートチーム始動!

自己紹介

こんにちは!
2020年4月にTeamSpiritにジョインした手島です。
ジョインと同時にテクニカルサポートチームが新設され責任者をしています。
責任者といってもチームメンバーは私一人ですが・・・

テクニカルサポートチームが新設された経緯

弊社製品のTeamSpiritはお陰様で20万契約ライセンスを突破。
多くのお客様に利用されているが故に製品に対する問い合わせも一定数は発生しています。
お客様からの問い合わせに関してはカスタマーサクセスチームが対応しますが、技術的な調査に関しては 開発チームへエスカレーションされます。
開発チームではエスカレーションがきたら最優先で対応していますが、
一方で追加機能を予定通りリリースしないといけないので保守と開発の板挟みとなり厳しい状況になっていました。
そこで「エスカレーション対応の専属部門を作ろう」となり、私のジョインと共にテクニカルサポートチームが新設されました。

テクニカルサポートチームって?

カスタマーサクセスチームで対応が難しい専門的な問い合わせを解決します。
現状の問題点を確認し、お客様の設定状況・データ更新日時・データの整合性などから総合的に判断し、問題点を解決します。
バグを発見する事もあり、バグの場合は改修を開発チームに依頼しながらお客様の業務が止まらないようにデータ修正を行ったりもします。

今後のテクニカルサポートチームは

まずはエスカレーションの迅速かつ適切な対応を改善する必要があります。
 ・エスカレーションフローの改善
 ・過去類似案件の効率的な検索ツール構築
 ・エスカレーションの全社への見える化
また、治療だけでなく予防も大切なので
 ・エスカレーション分析からの機能改善
 ・すぐに機能改善が難しい場合はFAQ、マニュアル改善
 ・追加機能のリリース前レビュー体制の強化

最後に

全てが一人では実現が難しい案件ばかりです。
開発チームやカスタマーサクセスチームとのコミニケーションも大切になってきます。
やらないといけない事は盛り沢山!
一緒にテクニカルサポートチームを盛り上げてくれるメンバーを募集しております。

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最近作ったJIRAダッシュボード

TeamSpirit Singapore 出張記 #1

2018年10月に1週間、TeamSpirit Singaporeへエンジニア1名とプロダクトマネージャ1名で出張してきました。 f:id:niseissa:20181026165751j:plain

TeamSpirit Singapore

チームスピリット、初の海外拠点をシンガポールに設立|ニュースリリース|お知らせ|勤怠管理・工数管理・経費精算ならチームスピリットの発表にありますようにシンガポール拠点を2017年に立ち上げ、2018年から開発チームも立ち上げました。 弊社では本社のエンジニアとシンガポールのエンジニアの混成チームで一緒に開発をしています。毎朝のデイリーミーティング、スプリントごとのふり返りなどで、基本的なコミュニケーションはとれているものの、対面でのコミュニケーションに勝るものはありません。今回は新しい取り組みを含んだストーリーがあったためDevリーダーの湊と一緒に2名で訪問してきました。

TeamSpirit Singapore Office

2018年9月1日から、WeWorkを拠点として利用しています。

www.wework.com

f:id:niseissa:20181031115611j:plain 吹き抜けのある開放的な場所でソファで仕事したり、食事をとったりすることができます

f:id:niseissa:20181031121759j:plain お酒の高いシンガポールでもWeWork名物の無限ビールは健在です

Work Together in Singapore

WeWork内は、大小さまざまな打ち合わせスペースがあり(2-3人用から30人程度まで)そこで新しい取り組みや今後のロードマップについて共有をしました。

f:id:niseissa:20181031122504j:plain 新しい取り組みやアーキテクチャについてエンジニアから英語、日本語、身振り手振り入り混じっての説明がありました。

今回出張した彼は現在シンガポールに移籍して、現地のメンバーと一緒に開発をしてもらっています。 シンガポールチームと一緒にプロダクト開発を続けていたお陰で今回のコロナ禍におけるリモート開発は非常にスムーズに移行することができました。 ダイバーシティを高め、さまざまな文化を取り込んで仕事をするということが役に立つことを実感したできごとでもありました。

「変化を抱擁せよ」です。

Autify User Meetup 登壇レポート

こんにちは!
引越しをして会社に近くなったのですが、あまりメリットを感じられていないQAチームの生井(id:riririusei99)です。

7月14日にオンラインにて開催された、『Autify User Meetup』のイベント・登壇の様子をレポートします!
今回は勉強会のtweetに補足のコメントをつけてそれっぽくする形でお送りしたいと…思います!!

Autify User Meetupとは

E2Eテスト自動化プラットフォームであるAutifyのユーザー (これまでにAutifyを操作したことのある方)向けの勉強会です。
2回目の今回は、AutifyのQ3のロードマップの紹介に加え、テスト自動化に取り組む上でのTips、特に運用時の取り組みにフォーカスをあてた事例発表が行われました。

autifyjapan.connpass.com

前回のMeetupのタイミングではちょうどトライアルが始まったばかりでしたが、今回は参加の機会を頂きありがとうございました!!

Autify Q3 Roadmap

CEOの近澤さんから AutifyのQ3のRoadmap紹介と新機能のデモがありました。

Autifyのプロダクトが目指すビジョンの共有ですが、「(人が介在する)テストフェーズをなくす」というのはとてもチャレンジングで良いものだなぁと思いました。 …テストフェーズがなくなってもQAの仕事は沢山ありますからね。

デモの様子

個人的に気になった機能はJS引数機能のアップデートでcsvからデータを取得できるようになったのが、非常に便利だと思いました。
csvのレコードに入力値や期待値などを入れて、他のステップから参照してAutifyに渡せるのはシナリオ作成の幅が広がったように思っています。

GA technologiesにおけるAutifyの使い方

事例発表の一つ目としてGA technologies 柿崎さんの発表です。

speakerdeck.com

発表の中で実際にAutifyでのケースが落ちた時のトラブルシューティングの例を紹介したり、どういったテストを自動化するのか、そしてどんな順番で自動化するのかと言うところまで言及されており、勉強になりました!
TeamSpiritでも同じようにテストシナリオ名については工夫する必要があるので、とても共感しました!感謝!

TeamSpiritでの導入・運用について

事例発表の二本目として私、生井が発表させていただきました。 基本的にはAutifyの導入と運用について話しています。

speakerdeck.com

導入については E2EテストツールAutifyを使うまでの話 - チームスピリットデベロッパーブログ で書いている内容に情報を加えたものを再整理して話しており、今回の運用についてはブログの投稿以降で進めた実際の運用面での取り組みについても話しています。

E2Eテストがメンテナンスされないことの原因として、E2Eテスト自体が属人化しやすいことだと考えており、そう言う意味ではAutifyは私たちの課題を解決してくれるツールでした。

また、実際に運用してみて感じるのは製品のアップデートがあるのでそれに伴って自分達のできることが増えるのでその部分はSaaSを利用するメリットを享受できているなと感じています。
(自前で機能開発するにはなかなか工数の問題などどで着手が先延ばしになりがちになってしまうので…。)

感想~発表を終えて~

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発表の様子
ともあれ、無事に発表できてよかったです!
前の週に新しい家に引越しをしていたので、SnapCameraのおかげで写ってないですが、背景には段ボールが積まれているような状態です。 ネットも繋がってなかった時もあったので資料作成は本当に間に合うかな…と言う感じでの作業だったので…。
(この記事を書いている今時点でもやっぱり後ろには段ボールが積まれています。)

LT大会

事例発表の後にはLTが二本実施されました。

Autify API を活用して製品KBの改善・QAを効率的に行う方法

speakerdeck.com

Autify の結果データをBigQueryに連携する方法は下記ブログを参照とのこと。
回帰テストのテストケースが増えて、分析を行う際は連携したいですね。。

www.cdatablog.jp

Autify テスト自動化スペシャリスト 末村さんLT

末村さんのLTコーナー。安心のクオリティでした。
でも。資料が見つからない。(見つけ次第追記します。)
自分もPodcastで普通のお便りとか読みたいです。

その他・オンライン勉強会の様子

勉強会は「remo」というサービスを使って開催されました。
オンライン上でテーブルやステージが用意されており、発表の合間には同じテーブルの参加者の方とビデオ通話ができました。
自分の場合はAutifyの開発者の方と同じテーブルだったので、そこで情報交換ができて新しい勉強会の形を楽しむことができました。

www.youtube.com

おわりに

今回は運用を通しての事例を発表しましたが、TeamSpiritでのAutifyを使った自動テストは順次拡大中です。
事例の中ではQAエンジニアが複数名でテストシナリオを作成していますが、今後は開発エンジニアがシナリオ作成していくつもりですし、Autifyを使わないテスト設計やテストアーキテクチャ設計の部分でも話したいところがあるので、また次の機会で紹介できればと思います。

それでは今回はこの辺で。

QAチームでノウハウ共有MTGをやってみた

こんにちは! チームスピリットにQAエンジニアとしてJOINして、 早くも9ヵ月を迎えようとしている中西です。

COVID-19の影響により、5月末まで在宅勤務が延長になりました。運動不足が顕著に体に現れきて、体重がどんどん増えてきたため、起床後にラジオ体操をしたり、youtubeで紹介されている筋トレをやったりして、体型をギリギリ維持しています。


自宅筋トレ!体脂肪を落とすならウォーキングよりランジをやれ!実はお腹引き締めにも効果あり!腹筋割るには体脂肪を落とせ!自宅トレーニング Try Back Lunges for fat burn

さて、今回はQAチームで実施したシェアリングセッションの様子をレポートします。

コロナウィルスによる在宅ワークで、密にコミュニケーションがとれなくなったり新しいQAメンバが参画し、既存メンバからのナレッジ共有を行うために、シェアリングセッションという題目で、各サブシステムでQAエンジニアが実施した改善や日頃から心がけていることをQAチーム内部に共有する場を設けました。

シェアリングセッションの説明に入る前に、現在のQAチームの体制とQAエンジニアの働き方を簡単に説明します。

◆体制と働き方

◎体制【新商品ーQAチーム】

サブシステムを開発するチームが4つあり、それぞれ1~2名のQAエンジニアがサブシステムのQAを担当しています。 シンガポールでも開発しています。 www.teamspirit.com

◎QAエンジニアの働き方

サブシステム毎に分断している開発チーム内でストーリーチケットのテスト設計、実施とテストレポートの作成、QA用バックログ対応(プロセス改善、強化テスト実施、自動化など)を行っています。 teamspirit.hatenablog.com

◆シェアリングセッションについて

目的
  • 各チームで実施したプロセス改善の共有
  • 各QAエンジニアのノウハウ共有
各セッションの進め方
  • ライトニングトークと同じ要領で行います。
具体的なシェア内容
  • QAタスクのストーリーポイント見積方法
  • 開発者とQAエンジニアが共同して、テストを消化する方法
  • ストーリーテストに大容量テスト※の観点を含めて、検証する
  • テスト技法(同値分割や境界値分析)を開発者に共有する勉強会の実施
  • Aufitfyハンズオンの実施(下記ページ参照)

teamspirit.hatenablog.com

  • テスト対象分析
  • 開発者テストで実施すべきバリエーションについて
  • サブシステムにおけるブランチ戦略
  • リグレッションテストの自動化
  • 障害傾向の可視化

※大容量テスト: 大量データを入力データとして、各機能が正常通り動作することを確認するテスト

◆シェアリングセッションを通じて

シンガポールにいるQAエンジニアも交えて、テスト分析~障害報告まで様々な工程における改善活動をシェアしてもらいました。 特に今回のシェアリングセッションでは、開発者とQAエンジニアの境界をなくすような改善が多かったです。 QAエンジニアだけでなく、開発者もプロダクトの品質保証に携わろうという風土がプロダクト全体を通して、生まれているからだと思います。素晴らしいですね。 日本にいるQAエンジニアだけではなく、シンガポールのQAエンジニアメンバからも自動化や障害傾向の可視化をする取組みを紹介してもらい、日本のQAエンジニアに刺激を与えてくれました。

個人的にもっとQAエンジニアとしてレベルアップしなきゃという危機感も持ちました💦

今回のミーティングは、他サブシステムの改善の取り組みを自身のサブシステムに伝播させるための一つのきっかけになりました。 ただし、他サブシステムがやっているからといって、無策に施策を適用すると頓挫しがちなので、注意が必要です。

新しくJOINしたQAエンジニア向けのコンテンツもあり、個人や各チームが持っているノウハウをシェアするという目的は達成できたと思います☆彡

定期的にこのような会を設けて、ノウハウ共有やそこから生まれる新しいナレッジの蓄積をしていきたいですね。

最後に

チームスピリットのQAエンジニアはテストだけではなく、このようなプロセス改善も行っています。 今後も継続して、改善を回していきたいです。

E2EテストツールAutifyを使うまでの話

こんにちは!
本格的に家の在宅勤務環境を揃え始めたQAチームのリーダーをしている生井(id:riririusei99)です。
今回はE2Eテストツール「Autify」を使用することになったので、これまでの話をブログに書こうって回です。

Autifyとは

「AIの力で品質保証の課題を解決し、素早い開発サイクルを実現する」最近話題になっているツールです。

autify.com

従来のE2Eテストと課題感

TeamSpiritのE2EテストはJavaで書かれたSeleniumを使ったテストを行っているのですが、E2Eテストを定期実行するためには様々な領域での作業が必要でした。

  • 実行するテストのテスト設計
  • テストコードのコーディング
  • 定期実行するためのサーバ作成・管理
  • クロスブラウザテスト用のサービス連携 or 各種ドライバーの管理
  • 落ちたケースのレポート確認・メンテナンス

などなど、テストを実施するためには幅広い知識が必要なため、どうしても属人化しがちな領域になっていました。
なのでチームのメンバーが自動テストを使えるような、E2Eテストを用意する必要がありました。

技術検証(2019年12月くらい)

と言うわけでフロントエンドエンジニアでも書けるようにとJavascriptのE2Eフレームワークを中心に技術調査を行いました。(自分もJavascriptでテスト書いた経験もあるし)
検証したツールは以下です。

  • TestCafe
  • WebDriverIO
  • Cypress.io
  • Autify

また、この時はこんな観点で検証しています。

  • インストール: 導入・インストールが容易か
  • エラー調査: エラー調査が容易か
  • クロスブラウザ: クロスブラウザテストのしやすさ
  • 拡張性: 機能拡張ができる・しやすさ
  • テストの書きやすさ: テストの実装が容易か
  • VisualforcePageへの自動テスト: Salesforce上のアプリケーションに対して実行できるか

そして自分たちのプロダクト開発に合致するか独断と偏見で色付けをしてみました。

観点 TestCafe WebDriverIO Cypress.io Autify
☆インストール
エラー調査
クロスブラウザ ×
拡張性
☆書きやすさ
☆Visualforcepage
への実行
× ×

特に☆をつけたところについて重視しました。

改めて思ったのですが、Salesforce上のアプリに対してE2Eテストを実行することが結構大変。
この辺は、また別の記事のボリュームになりそうなので別の機会にします。

今回はAutifyが全体的に自分たちのニーズに合致してそう。と言うことでトライアルを申し込みました。

トライアル期間(2020年1月~4月)

流石に全てのスクラムチームに導入…と言うわけではなく、まずは自分の所属しているチームにトライアル用のケース作成とチームメンバーにAutifyのハンズオンに参加してもらいました。
トライアル期間でハンズオンや実際に触ってみていくつかの気付きがあったのでシェアします。

習得が容易

トライアルを受けて感じたことは、メンバーの役割や言語に限らず全てのメンバーが習得できると感じた点です。
当初の技術検証ではJavascriptで書こうとしていたのでフロントエンドのメンバーと協力していたのですが、これならフロントエンドに限らず、バックエンド、QAもテストが作成できそうです。なんなら、プロダクトマネージャの人に直感的に作成してもらうことも可能だと感じました。
一方で、Autifyは習得を容易にした分、独自の使用性になっていますので習得したスキルは他のフレームワークには持ち運びできない部分があります。
既にSeleniumや他のフレームワークを習得しているエンジニアが多く所属している場合や、サーバの管理の部分に課題がない場合とかは何を大切にするか検討が必要だと思いました。

実行環境のメンテが不要

クロスブラウザのテストを実施しようとした時、TeamSpiritの場合はBrowserStackを使った自動テストを実行していたのですがここでも課題がありました。 Salesforceの組織(東京リージョン)⇄ BrowserStack(欧州)の通信が発生するため、テストを実行する際に時間が掛かっていました。
ここの問題については自動テストの中でクロスブラウザテストのケースを分けて精査し、テストケースを減らすように工夫するなど、どちらかと言うと消極的な対応を取っていました。

この問題にテストの実行環境を改善するには正直、自分としては悩ましい領域です。テスト以外のこういった課題を解決するには手が足りません。
先日、参加したイベントの中で聞いた情報によるとAutifyの実行環境の改善により、この部分についても将来改善もされそうなので、インフラを肩代わりしてくれることについては非常に助かりそうです。

jawsdays2020.jaws-ug.jp

サポートあり

これは個人的には非常に嬉しいです。これまで落ちたケースについては一人で調べてなんとか解決する…みたいなケースが多かったのですが、Autifyでのサポートが受けられます。
もちろん、プロダクトの製品自体に起因する問題だとサポートしづらいのは承知してますが…リカバリーする時に心強い味方がいることの安心感は大きいと思います。(あくまで個人の経験ですが)

総括すると

個人的には、「テストのコーディング」「サーバの管理」「落ちたケースのサポート」みたいなところをシンプルにできるのは非常に良いなと思いました。 チームのフロントエンド・バックエンド・QAに限らず自動テストが作れるので、当初の課題感になっている属人性の解消には役立ちそうな印象を受けました。 これだけシンプルに作れるなら、立ち上げや新しい自動テストを作るQAにとっては、心強い見方になりそうと言う印象です。

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自動テストの役割をシンプルに

終わりに・これからの話

TeamSpiritにおけるAutifyの自動テストの役割は自動テストの全て担当してもらう!!…みたいなことではなく。
UIのテストの特に重要な回帰テストの部分や、よく変更がかかる部分のテストを担当してもらったりするような使い方にするのが良さそうです。
機能拡張も順次行われるようなので、今後のアップデートにも期待していますし、TeamSpiritでも積極的に活用していきたいと思います。

と言うところで今回の記事は以上となります。

今日お昼一緒にどうですか?〜チームでバーチャルランチやってみた〜

こんにちは!
開発チームQAエンジニアの角(id:naomi-s)です。

COVID-19の感染拡大により、弊社では2月初旬より在宅でのリモートワークが推奨となり、4月からは完全リモートワーク(オフィス出社は許可制)となっています。
弊社にはもともとCW1(週1回、在宅でのリモートワークが可能な制度)があり、社員はみんな自宅で働くことには慣れていました。 しかし、完全に週5日リモートとなると新たな問題が…。


そのひとつが、コミュニケーションに関するものです。 私たちはアジャイルの開発手法をとりいれているため、毎朝デイリーとよばれる短時間のMTGでチームメンバーと話しています。 業務に関する話はそこでできる一方で、雑談や日々のちょっとした悩みを相談する場所がなくなってしまいました。


このような状況に対処するため、弊社でもオンラインでバーチャルランチをやってみよう!ということで先日実施された様子をリポートします♪

オンラインランチ開催までの流れ

事前準備編

①オンラインランチ開催の機運をよみとる
②カレンダーに予定をいれメンバーを招待する
③Slackでチームメンバーに周知する
④(必要なら)カメラやマイクなどの備品を準備しておく

当日編

①オンラインランチ中に食べるお昼ごはんを手配しておく
 ※ランチ中に料理するのは、話ができなくなるのであまりオススメしません!
②カレンダーをみて参加者を確認し、少ないようなら再度Slackで参加を呼びかける
③気持ちを高めておく…!!


当日の様子

ということでむかえたオンラインランチの時間。
チームが違うメンバーの顔を久しぶりに見た、というようなこともありました。普段Slackで雑談することもありますが、やはりテキストでのやりとりと直接的に会話することは全然違うという感想です。

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オンラインランチの様子

休みの日はなにしてるの?といった会話や、今日なに食べてる?といった他愛もない話、オフィスで顔を合わせなくなりそんな話ができなくなって初めてそういう会話が一緒に仕事をするメンバーとして大切だったんだなと気付かされた時間でした。

また、弊社のシンガポール拠点でも、同様にオンラインランチを開催しています。 ランチだけでなく、月曜朝には朝食会、金曜夕方には週末ということでティータイムとしてそれぞれプチバーチャルMTGも実施していて、コミュニケーション不足解消に一役買っているようです。

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シンガポールのチームランチの様子

まとめ

ということで、弊社のオンラインランチの様子をちょこっとお伝えしました。
少しの時間直接会話するだけでも、チームメンバーの結束力の高まりにつながると感じたオンラインランチ。 これからも定期的に開催していきたいと思います!(ちなみにチーム内のオンライン飲み会も実施しました。こちらもオススメ!)

※セキュリティ上の懸念から現在はオフィシャルなMTGでのZoomの利用は一時見合わせています